"気まぐれな人" のことを、よく "御天気屋" だなぁと揶揄したりする。
しかし、昨今のご本家の "気まぐれ" の度合いには恐れ入ってしまう。例年にない秋の "猛暑" が続いていたかと思ったら、一晩で "10度前後" も急変、急降下し、おまけに犬猫も怯える "雷鳴" がしつこく轟き止まないと言ったありさまだ。
何か、地上の人間たちに "恨み" でもあるのかと邪推でもしたくなるような "荒ぶれ方" である。誰かがまことしやかに言っていたものだ。 "荒れる天候は、人の心や人の世の荒ぶれた状態と呼応している......" と。両者の相関関係は、あながち笑い飛ばして済ますにはリアル過ぎるよう気もする......。
思えば、"虎の尾を踏む" ような "自然破壊" を敢行して来て、今なお続けている人の世の "荒ぶれ" が、結局ただでは済まない自然の大変容を招来しているのに違いなかろう。
"のどかな秋" の天候や風情と、それらと溶け合うかのような人々の "平穏な心模様" などは、もはや遠い過去の幻となってしまったのであろうか......。感傷の域を超えてそんなことを感じている。
<最高気温 10度前後も低く
23日は、北から冷たい空気が流れ込んで気温が下がり、日中の最高気温は各地で前日に比べて10度前後も低くなりました。
24日は、東日本を中心に気温がさらに低くなる見込みで、気象庁は体調の管理に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、23日は、本州の南岸に延びる前線の影響で、広い範囲で曇りや雨のぐずついた天気となり、前線の北からは冷たい空気が流れ込みました。このため、各地で日中になってからも気温が下がり続け、厳しい残暑の前日からは一転して肌寒い1日となりました。
午前9時以降の日中の最高気温は、▽名古屋市で24度2分、▽松山市と福岡市で23度4分、▽大阪市で22度4分、▽東京の都心で22度2分、▽仙台市で14度6分などと、22日を10度前後も下回り、▽宇都宮市では16度1分と、22日より17度3分も低くなりました。
24日は、西日本などでは天気が回復しますが、前線に近い東日本の太平洋側ではぐずついた天気が続き、関東甲信などは日中の最高気温が20度を下回る見込みです。気象庁は体調の管理に注意するよう呼びかけています。
また、23日は、前線が通過した東日本と西日本の各地で大気の状態が不安定になり、局地的に雷や突風を伴って激しい雨が降りました。各地の雨はほぼ峠を越えましたが、関東南部などではこのあと数時間、大気の不安定な状態が続く見込みで、気象庁は落雷、突風などに十分注意するよう呼びかけています。>(最高気温 10度前後も低く/NHKニュース/9月23日 18時1分)
ふと、文明を得るために支払った代償は、決して安くはなかったのか、と思索家気取りとなってみたり...... (2010.09.24)
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