<書籍内移動の "リンク" 機能>は、自前の "Text 文書" の "PDF電子書籍"化 ではもちろん活用している。
つまり、"目次" の各章・各節の箇所をクリックなりタップなりをすれば、その箇所へと瞬時にページ移動する機能のことである。
ちなみに、自前 "Text 文書" の "PDF電子書籍"化サンプルの "目次" 部分を見ていただくと、その仕組みが了解できる。
[ 参照 ] ◆ 小説「海念と保兵衛」の閲覧へ
この機能は "Web ページ" などでは頻繁に活用されているため、むしろこれがないとまどろっこしいとさえ感じるわれわれではなかろうか。
ところで、この機能については以前にも下記のように書いている。再びこの機能について触れようとしているのは、<蔵書や "紙" 書籍の "PDF電子書籍" 化作業>においても、やや手間は掛かるものの、いざ読む際になれば "快適さ" が全然違う! ことを強調したかったからだ。
< "電子書籍" 内部で、クリックないしタップによって瞬時に所定の該当箇所へと "跳ぶ" 機能のことだ。たとえば、 "目次" の項目や一文をタップしたら、直ちにその "章や節" なりに移行するという具合だ。 "戻り" の "リンク" をも埋め込めばさらに使い勝手が良くなる。
Web ページでは当たり前のように使って馴染んでいるだけに、タップひとつで指示が出せる "iPhone、iPad、および iPod touch" などの端末を使う以上は、この "リンク機能" をあわせて使わないという手はない。
そして、"iPod touch" の "iBooks" の "本棚/PDF" に転送してみると、この機能はしっかりと維持されて問題なく機能したものだ。ただ、 "リンク元" を表す "ボックス" (枠)は表示されなかったが、それは些細な問題でしかない。>(<""PDF電子書籍"ならではのメリットを活かせ/書籍内"リンク"の埋め込み設定は快適(当日誌 2010.08.24)>)
< "Adobe Acrobat" では、この "リンク機能" を埋め込む "ツール" が用意されている。ちなみに、「メニューバー」⇒「ツール」⇒「高度な編集」⇒「リンクツール」と進み、後はウィザードにしたがって "直感的に" 対処すれば、そんなに難しくはない。>(同上)
なおこの機能は、スキャニング直後の "画像" 段階のファイルでも十分に達成されるため、"検索可能な PDF"(="透明テキスト付き PDF")へと変換しなくても可能なのである。したがって、たとえば、漫画本、写真集などの "PDF電子書籍"化 であってもしっかりと埋め込むことができるわけである。
ちなみに自分は、漫画本の "PDF電子書籍"化 にも手を広げている。たとえば、東海林さだお(『ショージ君』ほか)、つげ義春(『ねじ式』ほか)、滝田ゆう(『まんが古典落語ばなし』ほか)などだ。
こうしたものが読みたくなる時というのは、決まって "気分がダラ~ン" としている時であり、そんな時には思い立ったシーンをあれこれと探す手間も煩わしく、スピーディに当該のページを開けたい趣きとなるものだ。ということで、事前にこうした "リンク" 機能を埋め込もうとしたというわけなのである......。
土台、 "iPhone、iPad、および iPod touch" などの端末で読書に親しもうというのは、ポータブルな端末活用で "寸暇を惜しむ" がごとく "励む" 場合か、 "気分がダラ~ン" としたままラクしてヒマつぶしをしようという場合の両極なのかもしれない。そして、後者のケースはマイナーではなさそうである。
となると、せっかく<蔵書や "紙" 書籍の "PDF電子書籍" 化作業>にまで突き進んだのであれば、もう一歩踏み込んで<"リンク" 機能の埋め込み>までやっておいてもムダにはならないと思えるが...... (2010.09.14)
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