<"ScanSnap S1500" & 断裁機 "PK-513L" コンビ>を活用した<蔵書の "PDF電子書籍" 化作業>は、もはや "量産" 志向態勢(?)に入るほどに習熟してきた。
ちょっとした間を見つけては、<断裁機 "PK-513L">で待ち行列を作る(?)蔵書をバラしては、<"ScanSnap S1500">の原稿トレイに流し込んでいる。
そしてヒマを見つけては、<"ScanSnap S1500">付属ソフト"ScanSnap Organizerビューアー"の "編集" ウィンドウで、チェックや修正作業を行っている。
当初は、専ら "Adobe Acrobat" とそれとの連携が抜群の "Adobe Photoshop" とを使っていたものが、"量産" 志向態勢(?)に入ると作業効率を意識するようになったからか、より効率的な手立てに目敏くなった。
そこで到達したのが、前述の "ScanSnap Organizerビューアー" の "編集" ウィンドウを "使い倒す" というスタンスである。実際、その気になってみると、このソフトの "守備範囲" はかなり広いことに気づく。
先日、<同梱付属ソフト"ScanSnap Organizerビューアー/編集"は「傾き補正」作業で効果的!(2010.09.10)>とレポートしたばかりであるが、実はそれだけではなかったのだ。
<"ScanSnap S1500">での高速スキャニングを進めると、 "傾き"、"倒立" といったエラーが発生したりする。そうした場合に、ページの "傾き補正" や "回転補正" というツールが役立つわけだ。
が、それらとは別に、スキャナーの問題というよりも原稿セットをするユーザー側のミスになるのだが、 "ページの順序" を間違えることもないではない。そんな場合、ページ順序をどう正すかが課題となる。
これまでは、 "Adobe Acrobat" で多少面倒な "差し替え" 作業をやっていた。ところが、"ScanSnap Organizerビューアー" の "編集" ウィンドウには、これらをスピーディに処理してしまうツール類が控えていたのである。
ツールバーの「切り取り」「コピー」「貼り付け」「ページの挿入」「ページの削除」などがそれらなのである。
「切り取り」「コピー」「貼り付け」とは、 "ページの" と解されるものであり、仮に、間違った順序のページが見つかった場合、そのページを「切り取り」、そして正しいページの位置に「貼り付け」てやることができる。ページの順序間違いのエラーが、この簡単な手順で修正できることは結構有難いと思えた。
また、「ページの挿入」「ページの削除」というツールも便利なものである。表紙であるとか、特殊なページだけを "カラーモード" でスキャニングして別ファイルで保存したものを、"モノクロ" でスキャニングした本文の本体ファイルに「ページの挿入」で加えてやることができるからである。
これについても、以前は "Adobe Acrobat" で行っていたが、"ScanSnap Organizerビューアー" において他のチェック作業と同時に行えるのは手間が省けて便利である。
こうして使ってみると、スキャニングで生じる大半のエラー現象に対して、最大公約数的な "補正" 作業の、そのツールが備えてあるということになりそうである。
ただ、各ページ内の "画像" 補正に関してだけは、"Adobe Acrobat"と"Adobe Photoshop"との連携に基づくところの<この方法を使うならば、スキャニングをしてとりあえず出来上がった(画像)ページの各々を、最も簡単に "修正(レタッチ)" できる>(<スキャニング後のPDF画像ページへの、最も簡単な"修正(レタッチ)"方法はコレだ!>)という方法を使うしかなさそうではあるが......。
というような具合で、高速スキャニングを売りとする<"ScanSnap S1500">は、その同梱付属ソフト "ScanSnap Organizerビューアー/編集" において、これまた短時間で "エラー補正" を可能とする環境が準備されていると言えそうだ。なお、このソフトが機能するのは、"ScanSnap" でスキャニングされた "PDF" ファイルに対してのみと限定されている...... (2010.09.13)
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