もはや "意固地" にも似た心境となって "縦書き・縦表示の ePub変換" への道を探っている。が、どうやら自分が目指すところの<"縦書き・縦表示" で、しかも "フォント・サイズ可変" や "全文検索可" という条件付きの "ePub 変換" >実現のためには、差し当たって次のような方法が妥当だと確信し始めた。
とりあえず、"プロトタイプ" 的なかたちでトライしてみたところ、細かい問題点は残っているものの、手順の "アウトライン" だけはかなり明瞭となってきた。
"ePub 変換" 部分自体については、やはり "Sigil" を活用する。"Text" ファイルだけではなく "Web ページ(=XHTML,HTML)" をも、良い "操作性" で "ePub 変換" する "Sigil" を使わない手はなかろう。
しかし、"Sigil" に "縦書き" 仕様まで要求することはできない。そこで、問題となるのは、"Sigil" にインプットする "縦書き" 仕様の "Web ページ(=XHTML,HTML)" を、どのように事前に用意しておくかということになるわけだ。
そこで、急遽、"縦書き" 仕様の "Web ページ(=XHTML,HTML)" 作りというテーマが浮上したのである。昨日は途中まで書いたのだが、この "縦書きWebページ" というテーマに関しては、幸い "優れたサイト" に出会うことができた。
<"調査" (?)を始めてみてラッキーにも遭遇したのが <縦書きWebページプロジェクト - スタイルシートで縦書きページを作ろう - by freefielder.jp> というサイト>だったのである。
"Webページ" をスクリプト・ベースで手掛けたことのある人ならば、"縦書きWebページ" というものが予想外に "やっかいな仕事" だと想像はできるかと思う。
大体は、"縦書きの画像" を貼り付けるイカサマで逃げるはずであろう。
と言うのも、いわゆる "CSS" (カスケーディング・スタイル・シート)に当たる部分を書き込まなければならないし、その前提として "Webページ" を、"HTML" スクリプトで "殴り書き" するのではなくて、構造的に構成する "XHTML" レベルで作成しなければならない(そうでなければいけない、ということでもないが)からである。とにかく、馴染みがなければ "やっかいな仕事" であることには違いない。
上記のサイトは、そうした点を重々承知された "クロート" さんなのであり、"縦書きWebページ" というものがどんなにゴチャゴチャとした問題を伴うかをシッカリと掌握しておられる。
しかも、<☆縦書き変換スクリプト☆>という "お試しコーナー" まで設置しておられて、閲覧者が "文章を入力" という空欄エリアにサンプルとして横文字文を入力して、<変換!>のボタンをクリックすると、<htmlコード:コピーしてお使いください。>という "コピペ" 素材と、<プレビュー:>とが表示されるほどの "親切さ" なのである。
"親切さ" 云々はともかく、これらを経験してみると、逆に、"縦書きWebページ" という手法が、結構、 "奥が深い" ものであることが了解できるはずである。
さらに、"CSS" 的なややこしさに加えて、"撥音小文字" やら、"外字" などの表示問題までもが絡んでいて、いささか閉口するほどなのである。
昨日書いた、"一文字一文字" を "座標" で表示するような方法が飛び出してくるのもムリもないかと思われてくる始末である。
とりあえず、このサイトの有益な情報を踏まえて、素材にしている "Text" ファイルを何とか "縦書きWebページ" へと仕上げることはできた。
ただし、これで後は "Sigil" クンがすべてメンドウを見てくれるものでもない。
いざ、"ePub 変換" に打って出てみると、それはそれでまた "特殊" な不具合が表面化してきたりもしたのである。この辺の問題は後日に回そう。
が、ともかく、このアプローチしかなさそうだと思い定めてみると、ヤルッキャナイかという気分に落ち着きはするのである...... (2010.10.21)
コメントする