"自炊作業"のためにバラした書籍を、"とじ太くん卓上製本機"で綴じる愚かしさ?! ......

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 "セルフ・パブリッシング" という "本命" ステージにさっさと突き進めばいいものを、相変わらず "紙" 書籍を "裁断機" でバラし、"Scan Snap 1500" をフル稼動させるといった "自炊作業" にも余念がない。
 そればかりではなく、そうしてバラした "紙" 書籍の残骸を、再度 "綴じる!" といった極め付けのバカまでやっている始末である。
 と言うのも、昨今では購入したばかりの新刊本を、より効果的に "精読(?)" せんがためとばかりに、思い切って "解体作業"("自炊作業") を敢行しているのである。
 で、古い "蔵書" 類の残骸に関しては無造作に処分してしまうのであるが、読みかけの新刊本に対しては何となく "未練" が残ってしまう始末なのだ......。

 そうこうしているうちに、"PDF 電子書籍" 化作業の過程で、"原本" を参照しなければならない羽目となった。ビニール袋に入れて一時保管しておいた残骸の "原本" を時々手にすることに相成ってしまったのである。
 そうなると、 "バラバラ" となった "原本" をまさぐるのが、何とも煩わしく思えてくるのだった。そこで、じゃあ......、と思いついたのが、従来から幾度も使ってきたあの "とじ太くん(製本機)" だったのである。
  "とじ太くん" とは、書籍の背を"裁断" してしまって、書籍をバラバラなページの束に換えてしまう "自炊作業" とは、まさしく "正反対" の役割を果たす、そんな道具なのである。
 表表紙と裏表紙の間の背に当たる帯状の部分に何らかの接着樹脂が施されていて、そこにページの束を差し込み、その部分を加熱するという仕組みなのだ。これで、ページの束の片側が接着樹脂によって固定接着されるというわけである。
 その接着強度は、市販本のその部分の強度にまさしく匹敵するところが凄く、ページを捲る動作なんぞで剥がれてくるようなことはまず起こらない。

 そうこうして、元どおりに "製本" されて "書籍" 然となったものを手にしてみると、奇妙に "懐かしい" 気分となってしまうから、それが何とも可笑しい。
 何も、バラバラにして光学機器の光線なんぞ浴びせなくても良さそうなものじゃないか......、という "罪悪感" めいたものが忍び寄ってくるのも、また可笑しい。
 さらに最終的には、一体自分は何をやっているんだろうか......、と思うに至ると、そうした "可笑しさ" の感覚がやがて、えも言われぬ "虚しさ" へと変わってゆく...... (2010.10.12)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: "自炊作業"のためにバラした書籍を、"とじ太くん卓上製本機"で綴じる愚かしさ?! ......

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://adhocrat.net/mt/mt-tb.cgi/1280

コメントする

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このブログ記事について

このページは、yasuo hiroseが2010年10月12日 00:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は、
 「"電子書籍(eBook)"の"正体"をあぶり出せ!/"セルフ・パブリッシング"への可能性! ......
です。

次のブログ記事は、
 「"セルフ・パブリッシング"を支える"ロングテール(現象)"、"中抜き低コスト志向"!? ......
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック