何だか "灯台もと暗し" という感が否めない。
よくよく調べてみると、"Word 文書" の "ePub 変換" については、フリーウェアの "ePub 変換" ソフトの一翼である "Calibre" (< Calibre E-book management >)が、まずまずその "任を果たす" ことがわかったのだ。"ePub" 通の諸先輩方には、何を今さら言ってるんだい! とお叱りを受けそうであり、恐縮の至りである。
但し、"MS Word" の拡張子が「~.doc 」というファイルを、"OpenOffice"(< OpenOffice.org >)の "Writer" で読み込んだ上で、同ソフト固有の拡張子が「~.odt」というファイルで保存してからの変換作業となる。
この「~.odt」という "OpenOffice" の "Word 文書" ファイルであるならば、"Calibre" は、メニューの「書籍を追加」で問題なく読み込んでくれる。そして、同メニューの「本の変換」で "ePub 変換" を実行してくれるのだ。
昨日、一昨日の日誌でも、この "Word 文書" の "ePub 変換" について書いたため、話が幾分ややこしくなってしまった。そこで、一応整理しておくと以下のようになる。
【 拡張子が「~.doc 」の "Word 文書" の "ePub 変換" 方法二つ 】
( 方法/その1 )
① "MS Word 2007" を使って、"Word 文書" の拡張子変更を実行。
<拡張子が「~.doc 」> → <拡張子が「~.docx 」>
② "epubgen-0.5.0.jar" を使って、"Word 文書" の "ePub 変換" をする。
<拡張子が「~.docx 」の "Word 文書"> → "Word 文書.epub"
( 方法/その2 )
① "OpenOffice" の "Writer" を使って、"Word 文書" の拡張子変更を実行。
<拡張子が「~.doc 」> → <拡張子が「~.odt 」>
② "Calibre" を使って、"Word 文書" の "ePub 変換" をする。
<拡張子が「~.odt 」の "Word 文書"> → "Word 文書.epub"
なお、"OpenOffice" の "Writer" では、その "アドイン" ソフトである <OpenOfficeのWriter文書をEPUB文書へ変換する拡張機能「writer2epub」> を組み込むことでも、"ePub 変換" は可能となる。文字色などは継承されないが、テキスト主体の簡素な "ePub 変換"であればOKかと思われる。
(参照 <"縦書き・縦表示"指向の"ePub変換"試行錯誤/"OpenOffice.org"&"writer2epub"も! (当日誌 2010.10.20)>)
どの方法を利用するかはケース・バイ・ケースであるが、すべてを "無償" のフリーソフトで済ましたい場合は、当然 ( 方法/その2 ) の採用ということになろうか。
出力結果にそれほどの差はないように思われる。いずれにしても "Sigil" などによる "再編集" を行った方が良さそうな点は共通していそうである...... (2010.11.25)
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