"電子書籍"のプリミティブな良さ/"座右の書"さながらに末永く身近にキープ可能 ......

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 "自炊" 派たちの、その "動機" を探ると、"紙の書籍" は "嵩張る" 、"持ち運びに不便"、"傷み易い" そして "紛失" までには至らなくとも "どこへ行ったかわからなくなる" というような、リアルな実情が底辺に横たわっていそうだ。
 自分なぞも、突然に読みたくなったり、参照したくなったかつての愛読書籍がどこに紛れ込んでいるかわからないことが何度もある。
 誰にでもあることかと思われるが、現代に生活する者はとかく "転居" が多い。そして、蔵書家は本を大事にするあまりダンボール箱に梱包するのはよいとして、その荷をいつまでも解くヒマがなかったりもする。
 この状態が延々と続くのはいささか異常事態だとしても、かと言って、その本をきちんと整理して収納する棚が確保し切れない場合(そんなことが少なくない)には、ほとんど "紛失" にも似たような "行方不明" 状態となることに遭遇する。
 そして、突然に思い起こした時に利用できなくて、活用の "機会損失" に見舞われたりもする。これはほとんど、"紛失" や "行方不明" 状態と同義であろう。

 こうした実に多くの人に共通する事態に目を向ける時、"自炊" 派たちの "自炊作業" への動機がつくづく納得できたりするのである。
 これは、仮にの話であるが、もし持てる蔵書のすべてを "電子書籍" 化してしまい、また新たに入手する本も "電子書籍" にして、なおかつ整然とした "ライブラリー" でも作るならば、日々の生活気分がどんなにスッキリするものかとひとり夢想したりする。
 ただ、その場合、多少困る人も出て来ようか......。TVニュースなどでよく見かける "著名人インタビュー" が、ある意味で拍子抜けになる可能性もありそうか、と。つまり、背景に本がぎっしりと埋まった本棚の光景があるからこそ、ほぉーっ、やっぱり著名人は違うなぁ、という印象を与えていたのに、その "権威付け" がナッシングとなってしまうからだ。まぁ、余計な話ではある。

 以前、冒頭のようなことに悩み、 "とあること" を考えたことがあった。
 書籍には、よほど古いものは別にして、裏表紙辺りに "バーコード" というものが記されている。これを活用して、蔵書の "ライブラリー" を作ろうかとしたのである。
 そのヒントを与えてくれたのは、とある "フリーソフト" からであった。そのソフトは、オンラインで "Amazon" の書籍データベースにアクセスし、自分の蔵書から読み取った "バーコード・リーダー" のデータを送信すると、その書籍に関する属性のすべて(正式書名・著者・発行元・初版発行年月日などなど。表紙画像も)を明かしてくれ、それらをダウンロードすることが可能であったのである。実際に試して確認もした。
 これを活用して、自分の "蔵書ライブラリー" を作るべし、と結構、ホンキになりかけたものだった。だが、あまりに単調な作業を延々と繰り返さなければならないことに思い至り、その試みは挫折したのだった。

 "電子書籍" 時代の、その "輝かしい" 理想像を思い描くならば、多数の "蔵書" を持て余すかのような以上のような悩ましさは払拭されるのであろうか......。
 ただ、そうなるためには、膨大な量の残務が処理されなければならないはずであろう。果たして、そんな大事業(c.f. 「焚書坑儒」?)が順調に進展するのかな? という小さくない疑問が残ったりもしている......。
 しかし、"自分的" に言えば、ひとつだけホンキに言えることがある。
 それは、本、書籍というものは、言ってみれば自分自身の考え方を培ってくれた貴重な資産ないしは朋友のようなもの。それらは、いつになっても「朋(とも)あり遠方より来たる、また楽しからずや」(「論語」/「学而編」)と遇されて然るべき存在ではないか、と......。
 そうであるならば、折に触れ、ワンタッチの操作で "朋友" の顔が拝めて、直ちに語らうことができるような環境作りをしておくのは、価値あることだと思えるわけだ。
 現代という時代環境だからこそ可能な、"電子書籍" での "マイ・ライブラリー" 作りに、大いに関心を向けたいというのが、かなりホンキな心境だと言える...... (2010.11.20)













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