"青空文庫形式" による、"i文庫HD"(for iPad)や "SkyBook"(for iPhone)向けの"画像"挿入方法の基本は、以前にも書いたように下記のとおりとなる。
< ★"SkyBook" 向け――[#挿絵(For_iPod_cover_kainen.jpg)]
★"i文庫HD" 向け―― <IMG SRC="For_iPad_cover_kainen.jpg">
※ 注記やタグを、画像を挿入したいその箇所に書き込む。なお、画像ファイルは "jpeg" か "png" に限られている点に注意。>(参照:<"i文庫HD"(for iPad)/"SkyBook"(for iPhone)向けに"青空文庫形式"でeBook制作!(当日誌 2010.12.07)>)
これらの基本に加えて注意が必要な点を補足しておきたい。
■ "SkyBook" 向け "画像" 挿入での補足事項
(1) PCからタブレットへの同期(転送)には、"i-FunBox" を使う。
(2) 注記(表記)の形は、[#挿絵(挿絵のファイル名)]でしか処理されない。
(3) 画像は、一ページ全体のスペースで中央に表示されるため、本文の余白に部分的な挿絵を添えるようなことはできない。
(4) 画像の数は、複数であっても表示される。
(5) "zip 圧縮ファイル" に、 "Text" と "画像" という複数ファイルを組むこともできるとあるが、エラーになることが多く、個々のファイルで同期(転送)するのが無難。
(6) 画像サイズは自動調節されるが、タブレット画面サイズに近い横×縦のピクセルに調整した方が良い。
(7) 表紙はシンプルな所定のものとなっていて換えることはできないようであり、自作の画像を "内表紙" として表示させることが可能だ。
(8)画像は、自動的に "縁に影" が施されて浮いて見せるスタイルとなっている。
■ "i文庫HD" 向け "画像" 挿入での補足事項
(1) PCからタブレットへの同期(転送)には、"iTunes" を使う。
(2) 注記(表記)の形は、<IMG SRC="ファイル名"> でしか処理されない。
(3) 画像は、一ページ全体のスペースで中央に表示されるため、本文の余白に部分的な挿絵を添えるようなことはできない。
(4) 画像の数は、複数であっても表示される。
(5) "zip 圧縮ファイル" に、 "Text" と "画像" という複数ファイルを組むこともできるとあるが、複数画像にするとエラーになる。個々のファイルで同期(転送)するのが無難。
(6) 画像サイズは自動調節されるが、タブレット画面サイズに近い横×縦のピクセルに調整した方が良い。
(7) 表紙はシンプルな所定のものとなっていて換えることはできないようであり、自作の画像を "内表紙" として表示させることが可能だ。
以上は、実際に試してみた結果に基づいたもので、ひょっとしたら見落としがあるかもしれないが......。
"i文庫HD"(for iPad)や "SkyBook"(for iPhone)は、とにかく "テキスト" に重点を置いたアプリであるため、高度なレイアウトで "画像" を配置することを望むことはできない。それを望むのであれば、手間のかかる "電子書籍" である "ePub" や "PDF" に挑戦するしかなかろう。
ただ、さほど手をかけずに "読み易く" また "挿入画像も可" という条件下で、ある程度メジャーなアプリ向けの "電子書籍" を作るという、このアプローチは、大いに活用して良さそうだと考えている...... (2010.12.09)
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