"ePub editor=Sigil" を活用した "ePub 変換" のアプローチが、結局 "正攻法" だと実感している。
そして、やはり "XHTML & CSS" の習熟度を高める以外に、スマートな "ePub 変換" はあり得ないという実感をも深めている。
この間のトライ&エラーにおいて遭遇した様々な "不具合" にしても、よくよく吟味してみると、"XHTML & CSS" の運用作法の誤りに帰着することが少なくなかったように振り返る。
まあ確かに、"iPad"・"iPod touch" などのタブレット側の詳細情報が分からないことによる混乱は避けがたいものであった。また、"Sigil" が意外と "XHTML & CSS" のルールに甘い寛容な仕分けによって、問題点を "スルー" させてしまう点も困惑を増幅させたかに思う。この点は、PC上の "ePub リーダー" の反応についても同様だった。
だから、何が本当の問題なのかが見極めにくく右往左往させられたわけであるが、現時点で振り返ってみると、<"XHTML & CSS" の運用作法の誤り>という原因が思いのほか多かったことを率直に認めざるを得ない。
ということで、今、素直に "XHTML & CSS" の理解度を深めようと構えている。そして、そのためのアプローチとして、既存の自作 "Web ページ" を "ePub 変換" しつつ、"XHTML & CSS" に関する自身の理解度不足の点や盲点を洗い出そうとしている。
"Sigil" での "ePub 変換" とは、"変換の仕上げ" のプロセスを除けば、結局は、"XHTML & CSS" の編集以外ではないわけなのだから、とにかくこの編集力・操作力をパワーアップしなければ良質な "ePub" ファイルができようはずがないわけなのである。
となると、"ePub 変換" が何であるかを体験した次のステップでは、"不具合" なぞが生まれようもない "簡単な素材" ばかりを相手にせずに、やや骨の折れる "素材" をこそテーブルに載せるべきではないかと......。
そこで "素材" として思い当たるのが、既存の "Web ページ" なのである。
幸いと言うべきか、自作した "Web ページ" は、力量が乏しいにもかかわらず、あれこれとやたらに込み入った構成に仕立て上げたりして来ている。したがって、これらの "ePub 変換" をしようとすれば、必然的に自身で作成した "XHTML & CSS" を再吟味しなければならず、格好の訓練材料となりそうなのである。
いや、実際に着手してみたが、 "Web ブラウザ" では特に問題とならなかった "Web ページ" が、"Sigil" を介して "ePub 変換" をしてみると、潜伏していたバグが "不具合表示" となってあぶり出されるのには目を見張ったものだ。"XHTML & CSS" のスキル・アップのためにはこの上なく都合の良い学習法だと感じたりしている...... (2011.01.03)
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