様々なパターンの "Webページ" を "ePub 電子書籍" 化してみる作業をしているが、昨日書いた<"iPod/iPad" については、"横幅サイズ" は "不問" で、タブレット側の自動調整機能に任せよう!>というアプローチでは、逆に "手間が掛かる" ケースもありそうである。
このアプローチは、シンプルなレイアウトの場合は大いに活用できるものの、 "二段組み"・"三段組み" といったやや複雑なレイアウトの "Webページ" となると、むしろ、タブレットの表示サイズ( "横幅サイズ" など)を計算しつつ、"Webページ" のスクリプト上で設定された、各要素の "横幅サイズ"・"縦サイズ"・"画像サイズ" などの数値を "再設定" してしまった方が "無難" だと思われる。
そもそも、"段組み" された "Webページ" などを "ePub 電子書籍" 化するというそんなケースの頻度がどれほどあるかということにもなろうか......。
が、今、トレーニングのつもりでたまたま "段組み Webページ" を "iPad" に収めてみようとチャレンジしているのである。
もちろん、 "サイズ指定" のアプローチを採用すれば、"iPod/iPad" 兼用というわけには行かない。さらに、"iPad" 向けでさえ、"縦の単一ページ" 表示向けに計算して作ったものは、"横の見開きページ" ではレイアウト崩れとなってしまう。
なお、この "Webページ" には、少なくない "画像" を取り込んでいたため、それらの "サイズ指定" の変更もまめにチェックして進めないと、途端にレイアウト崩れとなってしまうのである。
従って、"画像" の<width="***">指定では、再構成のレイアウトに収まるよう十分に小さ目の "再設定" を行っている。と言うのも、"iPad" における "画像表示" では、タップをしてピンチアウトすれば "拡大表示" も自在なので、そんなに神経を尖らさなくても良さそうだからである。
ただ、毎度のことだとラフに構えているのだが、ここでもまた "Sigil" での表示状態をそのまま信じ込むことはできないようである。"Sigil" での表示と"iPad" での表示にいろいろと差が生じるからである。逐一、"iPad" と "同期" して転送し、その表示結果を確認してみなければならないわけなのである。
しかし、その気になって調整をしさえすれば、かなり複雑なレイアウトの "Webページ" でも "ePub 電子書籍" 化は不可能ではなさそうな感触である。
ただ、それ相応に "XHTML & CSS" に精通することと、"ねばり" とが欠かせないかもしれないが...... (2011.01.06)
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