今日もまた、日がな一日 "地味な作業" で明け暮れた。
"ePub editor Sigil" を使って "Webページ" を、"iPad" 向けに "ePub 編集・変換" するという作業である。
もう "ガンコなバグ" は潰したつもりであったのだが、スクリプトの "シンタックス(文法)通り" には行かない箇所、二箇所に梃子摺ってしまった。
しばらく前までであれば、その "理不尽さ" にイライラを募らせるところだったであろうが、"iPad" の "クセ" と言うか "性根" と言うか、要するに、必ずしも "パーフェクト" でもなさそうだという感触を持って以来、ワン・クッションを置いた対応をするようになっていた。
デジタル機器が、シロクロが明瞭なデジタル的ルール通りに行かない点を云々するのは奇妙な話ではある。スクリプト作成側のミスか、デジタル機器側のバグかの、そのどちらかに非を向けるのが本筋なのであろう。
しかし、理詰めだけでは計り知れない "iPad" のこうした側面にはイヤと言うほど付き合って来たものである。以下は、これまでに書いた "iPad" におけるスクリプト読み込み(同期)に関してさんざん "イライラ" させられた経緯である。
◆<再び"不可解"さに悩まされる/"iPad"の"ファイル管理 = 同期"機能の "頑固さ"?(当日誌 2011.01.10)>
◆<iPod/iPad向けePub作成上での体験的確認二点/(1)表示幅の件,(2)"同期"の拒絶?(当日誌 2011.01.05)>
◆<問題視したい!iPodの"頑固な"キャッシュ機能!ファイル管理機能も硬直化する!(当日誌 2010.12.30)>
◆<iPad/iPodのコンテンツ制作で辛い"再同期"時でのかなり根強い(?)キャッシュ機能(当日誌 2010.12.27)>
◆<意外と多いかも?"Sigil"や"EPUBReader"等でOKでも"iPad"がNoというケース!(当日誌 2010.12.24)>
◆<"ePubエディタSigil"や"EPUBReader(Firefox)"でOKでもiPadが納得しない場合も(当日誌 2010.12.12)>
こうした体験から、"自衛策" とも "諦め・達観" ともつかぬ妙な対処術を身に付けたのが次のレポートだったのである。
◆<ePub編集での不具合対応/理詰めで原理を追うよりも対症療法を積み重ねるべきか(当日誌 2010.12.13)>
今日、おこなった "不具合対応" もまさにこの対処術に基づくものであった。
もちろん、闇雲であれこれと試行錯誤していたわけではない。先ずは "シンタックス(文法)通り" に進め、加えて "同種" のケースからヒントを得るトライもして、そして "転送(同期)" の仕方での可能な限りの工夫......、としつこく回数を重ねた。要は、これ以外にやりようが無いというようなケースもないわけではないのである。
そして、これを書き始める直前に、"お見事!" と自画自賛したくなるようなかたちで "陥落" させたのであった。つまり、遭遇していた "不具合二箇所" が同時に解消されたのである。これも奇妙な経緯であった。
それらは、相互に干渉し合っていたとも言えそうだが、それよりも当事者である自分の感触では、内部ソフトの何が原因だかは分からないが、"iPad" 自体が "ePub" のスクリプトを読み込むに当たって何らかの "不始末(?)" をしていたらしい、ということになりそうである。役人であれば、職務怠慢行為で "減俸処分" に値するはずだろうが......。
しかし、不幸な人の世では、どっちを見ても "職務" を忘れた "権力ごっこ" に明け暮れているのだから、そうした輩たちを毅然として "処分" するまでは、高がデジタル機器での "不始末(?)" 位は大目に見てやろうかと...... (2011.02.24)
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