"Bandicam" の活用で、"PCアプリ操作" 向けの "動画マニュアル" を作成し、それを "ePub 電子書籍" として仕上げるという案件に関する作業である。
既に、"動画" 部分のみについては、「済み」であり、<"動画用のスクリーン・キャプチャVideo"で"Sigil"の操作手順の解説!(サンプル)(当日誌 2011.02.01)>でも紹介している。
残った課題は、"動画" ファイルと並行して、解説としての "ナレーション" をどのように "重ねる" かという点であった。
この点でツールとして使えそうなのが、<Windows XP/Vista に標準搭載されている動画編集ソフト「Windows ムービー メーカー」>であることは、<着手中の"Video編集"では、この際、"Windowsムービーメーカー"も活用しようかと (当日誌 2011.02.13)>で述べた。
ただ、概ね使えそうだとは了解できていても、実際にはいくつかの懸念事項がないわけではなかった。
が、とりあえず、下記のように試作を行ってみた。画面が小さいためにやや見にくいが、やはり容量が肥大化するため、Web上で紹介するとなると、全体の一部を、しかも画面サイズを縮小させて掲載するほかなかったのである。"ePub 電子書籍" とする場合には、 "640×480" のサイズを想定している。
( ※ 容量の都合で、240×160 [2.79MB]サイズに設定 )
"ナレーション" 挿入に関して気掛かりだったのは、先ずは、容量節約志向で作る動画の速度に対して、文字通りの口述というナレーションが追い付けるのか? という点以外ではなかった。それは、ほとんど不可能ではなかろうか......と。
そこで、次善策として用意していたのが、"合成音声" で肩代わりさせるという方法だったのである。これは日頃何かと利用していたために、使い勝手は分かっていた。
そもそも "合成音声" とは、結局は "テキスト" を読ませるということなので、"動画" の動きに合わせた "テキスト文面" の入力量で調節すれば良いことになるわけだ。"吹き替え" の声優が画面の動きを見ながら調整するように......。
こうして、先ずは "合成音声" によって "ナレーション" を部分を作成した。出来上がったのは "wav" ファイルであったため、これを、「Windows ムービー メーカー」が対応する "wma" へと変換することになった。
最後に、この "wma" ファイルを、既に "動画" を読み込ませた「Windows ムービー メーカー」の<オーディオ/音楽>のタイムラインに "貼り付ける" のである。
タイムラインにおける "時間幅" での食い違いはほとんどなく、ほぼ "シンクロナイズ" できたようだ。それというのも、あらかじめ、"吹き替え" の声優よろしく画面を見ながら調整を済ませておいたからである。
PC操作手順の動きをトレースしつつ "スクリーン・キャプチャ" して "Video" 化するソフト "Bandicam" や、種々の "Video 変換・編集" ソフトなどによって、結構、有意義な教育コンテンツが、比較的簡単に作れそうな気配かと思われる...... (2011.02.18)
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