<IAEA事務局長"深刻な事故">/「遠距離大量送水車」/<イチローが1億円寄付> ......

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 "戦後最悪" の震災後一週間が経過した。
 被災者の救援活動および原発事故での危機回避対策の、それら双方が、"長期化" し、"息の長い" 対応とならざるを得ないことが伝えられている。
 こんな状況で、注目できた報道は以下のとおりだ。

 (1) 先ず、"国際原子力機関(IAEA)" の動き。現状の原発事故への国際的視点と、今後の "放射線汚染" 度の監視体制が注目される。「日本だけでなく権威ある国際機関も独自に観測することで、日本国民が安心できるように貢献したい」との天野事務局長発言。
 (2) 原発事故の緊急課題となっている "冷却" 措置に関する追加的対応の動き。ここでは、東京消防庁が「屈折放水塔車」、「遠距離大量送水車」という車両を駆使して対応することへの期待。<政府の対策本部からの要請>はもっと早くても良かったか......。
 (3) 最後に、この "長期化" する被災者救援、復旧事業を考える時、さまざまなことが懸念されるが、その一つとして、被災者・支援者に伴う "苦痛・苦悩との闘い" という課題も小さくない。特に、子どもたちや高齢者にまつわりつくことが警戒されている "PTSD(心的外傷後ストレス障害)" も大いに気掛かりとなる。
 どのようにして "息の長い闘い" を継続して行くかに当たっては、さまざまな具体的方策実施に加えて、"耐え続ける人々" をどう "勇気づけ、鼓舞できるか" という課題も見過ごせないはずかと思う。
 そんな観点に立つ時、差し当たって以下の二点に目が留まった。
 その一つは、<選抜高校野球、予定通り23日に開幕>であり、もう一つは<イチロー外野手が1億円寄付 大震災の義援金>である。こうした "元気" と "勇気ある決断" は少なからず "苦痛・苦悩と闘う人々(子供たち)" を精神的に支援すると思えた......。

 (1-1) <IAEA事務局長"深刻な事故"
 福島第一原子力発電所の事故を受けて、IAEA=国際原子力機関の天野事務局長が、18日午前、成田空港に到着し、「深刻な事故だ。総理と話をしたい。国際社会の連携と情報の公開がもっと必要だ」と述べました。
 IAEAの天野事務局長は、福島第一原子力発電所の事故を受けて、急きょ日本を訪れることを決め、17日、本部のあるウィーンを出発して、成田空港に到着しました。天野事務局長は報道陣に対し「これは深刻な事故だ。総理をはじめ、日本のトップと会って話をしたい。国際社会の連携と、情報の公開がもっと必要だ」と述べ、日本政府に事故の状況について詳しい説明を求めるとともに、国際社会と連携して事故に対応する必要があるという考えを示しました。
 事務局長とともにIAEAの専門家チームも日本に到着し、福島第一原発の周辺で大気中に含まれている放射性物質を調査することなどを検討しているということです。>(<IAEA事務局長"深刻な事故"/NHKニュース/3月18日 13時8分>

 (1-2) <放射能を独自測定へ=東京に連絡要員常駐-IAEA
 国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は18日、経済産業省で海江田万里経産相と会い、東京電力福島第1原発で起きた放射能漏れ事故に関し、日本政府との連携を強化するため、当面の間、東京に連絡要員を常駐させる方針を伝えた。面会後、記者団の取材に対し明らかにした。
 天野事務局長はまた、早ければ同日夜にも東京で放射能の測定を実施する考えを示した。測定は文部科学省も実施しているが、同事務局長は「日本だけでなく権威ある国際機関も独自に観測することで、日本国民が安心できるように貢献したい」と述べた。>(<放射能を独自測定へ=東京に連絡要員常駐-IAEA/時事ドットコム/2011/03/18-17:26>

 (2-1) <東京消防庁 放水高い位置から
 福島第一原子力発電所の3号機を冷却する東京消防庁の放水作業は地上22メートルの高さから放水できる「屈折放水塔車」を使って高い位置から行うことになり、消防車5台が現地に向かっています。
 東京消防庁は、政府の対策本部からの要請を受けて、18日午前、深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所に向けて特殊な機能を備えた消防車30台と隊員139人を派遣しました。東京消防庁の部隊は、福島県いわき市の消防施設に集合し、いったん自衛隊が設けた前進指揮所に移って放水活動の方法を検討したうえで、午後3時半すぎ消防車5台と隊員13人が現地に向かいました。東京消防庁の放水作業は、自衛隊に引き続いて3号機で行われ、地上22メートルの高さから1分間に3トンを放水できる「屈折放水塔車」を使って高い位置から行うことになっています。また、2キロ余り離れたところから水を送ることができる「遠距離大量送水車」という車両を使って、離れたところでくみ上げた海水をホースで放水車に補給して放水するということです。>(<東京消防庁 放水高い位置から/NHKニュース/3月18日 17時3分>

 (2-2) <"消防庁の放水は深夜まで"
 防衛省幹部は深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所での冷却作業について、「東京消防庁は、離れたところからホースで水を送ることができる特殊な送水車を使って、水をくみ上げながら持続的に作業に当たることができるため、きょうの深夜まで作業が続けられると聞いている」と述べました。......>(<"消防庁の放水は深夜まで"/NHKニュース/3月18日 18時30分>

 (3-1) <選抜高校野球、予定通り23日に開幕
 東日本大震災を受け、第83回選抜高校野球大会を開催するかどうかを判断する日本高校野球連盟の臨時運営委員会が18日、大阪市内で行われ、予定通りに23日から12日間の日程で甲子園球場(兵庫県西宮市)で行うことを決めた。......
 選抜高校野球大会は関東大震災の翌年、1924(大正13)年に選抜中等学校野球大会として始まった。95年1月に阪神大震災が発生した際は中止も検討されたが、2月に開催が決まり、応援バスの乗り入れやスタンドの鳴り物を禁止するなど、被災者に配慮して行われた。>(<選抜高校野球、予定通り23日に開幕/msn 産経ニュース/2011.3.18 18:21>

 (3-2) <イチロー外野手が1億円寄付 大震災の義援金
 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(37)=本名鈴木一朗=が18日、東日本大震災の義援金として、所属するマネジメント会社「バウ企画」を通じて日本赤十字社に1億円を寄付した。共同通信に同社の岡田良樹代表が明らかにした。
 岡田代表によると、阪神大震災で被災しているイチロー外野手は同社などから大震災に関する情報を集め、熟慮の末に決断した。寄付行為については自ら公表しない姿勢のため、本人はコメントしていない。岡田代表は「今回は例外的なケース。日本の国そのものが大きな苦境に立たされているから」と経緯を説明した。
 イチロー外野手は2月に新燃岳火山噴火の宮崎県に対し、ふるさと納税制度を使って1千万円を寄付したばかり。過去には2000年の東海豪雨で被害を受けた愛知県に衣類1500点(約1300万円相当)、1998年には神戸市へ震災復興のためとして1千万円を送るなど積極的な社会奉仕を行っている。>(<イチロー外野手が1億円寄付 大震災の義援金/【共同通信】/2011/03/18 17:06>

 それにしても、これらの救援活動、事故対策においてもまた、何よりも要請されているのは、何あろう "迅速さ = スピード" 以外ではなさそうである...... (2011.03.19)













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