"iPad" には、以下のような "アダプタ" があることは良く知られている。
<iPad Dock Connector - VGAアダプタは、Dockコネクタ側をiPadやiPad Dockに接続し、VGAアダプタ側をプロジェクタやディスプレイのVGAポートに接続して使用します。>(<「Apple iPad Dock Connector - VGAアダプタ」/Apple Store>)
なおこれに関しては、過去にこのブログでも書いてきた。c.f. <"iPad Dock Connector-VGAアダプタ"使用の"iPad"プレゼン三位一体型小道具一式! (当日誌 2011.02.05)>)
いわゆる "プレゼンテーション" 向けのアダプタ・ツールとして着目したわけだ。
この流れから言って、今回、"iPad2"と同時期に発表された「Apple Digital AVアダプタ」という "新アダプタ" には、やはり興味がそそられる。まだ、仕様や価格などの詳細は公表されていないようだが、以下のように、必ずしも "iPad2" に限定されているわけではないとすれば、なおのこと興味津々となる。
<Appleが、iPad 2の画面をそのままワイドスクリーンテレビやプロジェクター、そのほかのHDMI対応ディスプレイにミラーリングでき、Dockコネクタを使って、iPad 2の充電と同期も行う事が出来る「Apple Digital AVアダプタ」を発表しています。
対応機種は、iPhone 4、iPod touch (4th generation)、iPad、iPad 2となっています。
iPad 2で使用した場合、最大1080p出力、Dolby Digital 5.1サラウンドのデジタル出力に対応します。><Apple、HDMI出力に対応したDockケーブル「Apple Digital AVアダプタ」を発表/excite.ニュース/2011年3月3日 04時09分 >
ちなみに、御本家の "apple サイト" では、次のように解説されている。
<――会議室も、教室も、盛り上げよう。
ビデオミラーリングを使えば、あなたのiPadに表示されているものをさらに大きな画面に映し出し、もっとたくさんの人に見てもらうことができます。あなたのムービー、写真、プレゼンテーション、授業内容を、より大きなステージで公開しましょう。Apple Digital AVアダプタ(別売り)を取りつければ、リビングのハイビジョンテレビでiPadにある映画を楽しむのも簡単。会議室のHDプロジェクターを使ってプレゼンテーションをしたり、iPadの教育用アプリケーションを教室全体に見せながら、わかりやすく授業を進めたり。あなたの友だち、同僚、クライアント、学生や生徒。みんながあなたの素晴らしいコンテンツを、素晴らしいサイズで体験できます。
――新しいアダプタ。30ピンDockコネクタからHDMIで興奮をつなぎます。
準備はDigital AVアダプタ(別売り)をつなぐだけ。ものすごく簡単です。頭を悩ませる設定や構成は一切必要ありません。アダプタはオーディオにも対応します。だからもう、機器の準備に気を取られずに、発表内容そのものの準備に集中できます。まず、プラグの片側をiPadの30ピンコネクタに、もう一方をHDMIケーブルにつなぎます。あとはHDMIケーブルを、ハイビジョンテレビ、プロジェクター、その他のHDMI対応スクリーンにつなぐだけ。2つめの30ピンコネクタはUSBケーブルにも対応し、iPadを充電することもできるので、プレゼンテーション中やビデオ鑑賞中の充電切れを心配する必要もありません。
><ビデオミラーリング/iPad/apple サイト>
なお、 "HDMI" とは、"High-Definition Multimedia Interface" の略であり、1本のケーブルで映像・音声・制御信号を合わせて送受信可能なデジタル映像・音声入出力インターフェース規格のこと。これまでの「Apple iPad Dock Connector - VGAアダプタ」では、"音声が取り残されていた" ので確実にアップ・グレードということになる。
こうした "新規アクセサリー" が、もし、既存機種でも使用可能なのであれば、"初代 iPad" ユーザーにもきっと歓迎されるに違いなかろう。新機種でなければ使用不可というような "見え見えの販促" でないことは期待したいものだ...... (2011.03.05)
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