別に締め切りがある作業ではないので、"Webページ" を、"iPad" 向けに "ePub 編集・変換" するという作業は、暇をみて進めるというかたちとなっている。
終盤の調整作業であることには違いないのだが、最後まで積み残してしまっているのが、"文字列の水平配置" に関する "不具合" 調整である。
平たく言えば、見出しなどの "センタリング" が思い通りになっていない点の修正なのである。
もちろん、"ePub editor Sigil" 上でのスクリプト記述に問題はなく、"Book View" での表示も意図した通りとなっている。つまり、ここで取り上げている "不具合" とは、スクリプトに関するミスではなくて、"iPad" がスクリプト記述("CSS" 記述を含む)を額面通りに反映させない、という "不具合" なのである。
この点は、もうかなり以前から察知していた事実ではあった。過去のブログでも以下のように書いている。
<それはそうとして、今回の作業中にも、文字列の "水平配置(センター、左寄せ、右寄せ)" の問題で "どつぼ" に嵌るような困惑に陥ってしまった。><意外と多いかも?"Sigil"や"EPUBReader"等でOKでも"iPad"がNoというケース! (当日誌 2010.12.24)>
"iPad" が抱える問題現象には、一時期何度も書いた "ファイル管理、キャッシュ機能" 上での "?" も大いに気になったのであるが、もう一つ気になり続けてきたのが、この "文字列の水平配置" 処理での "異常(?)" なのである。
結論から言えば、もはや "諦め" ている。そうしたものだと見なして、当方側で対処すべし、と考えるようになっている。
それはちょうど、"ブラウザ" においてこの種の "異常(?)" があった場合、文句を言っても始まらないので、スクリプト作成側が "独自の対処法" を講じる(ex."ハック")の場合と同じかと......。
具体的に言うと、"CSS" 記述において、"text-align: center;"、"text-align: right;" などの指定が適切に作用しないのである。一時は、そのテキストが "<p> </p>" では効かないのに困り果てて、"<h3> </h3>" とかで効かせてみたりしたものであったが、それでは "TOC" に反映されてしまうので困ったりもした。
そこで、最終的な "防衛策(?)" としては、先ずは当該テキスト部分に "width" を設定して、幅を持つそのテキスト単位を "margin(-left,-right)" の設定で動かす......、という込み入った方法で対処することにしたのである。
"センタリング" の場合には、"margin: 0 auto;" という記述を使うというような "涙ぐましい" 対処なのである。この位の手間であれば、"センタリング" を望む箇所が左寄りとなっているのを苦々しく見つめているよりはマシかと......。
こんな "ハック" のような調整作業だけがパラパラと残っているという冴えない話なのである...... (2011.03.03)
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