【 号外(?) 】 東北地方太平洋沖地震の被災地状況の推移には大きな関心が向かうところである。
とともに、これに加えて、国民の多くが不安で苛まれているのが "福島原発事故" を巡る問題であろう。
国民の不安を増幅させているのは、当局や国によっても状況把握・認識が必ずしもスッキリしないこと、そこにも理由がありそうな気がしている。
それは、問題が "専門的" な事柄であったり、現場が "放射能汚染" で近づけないことなどから、状況把握自体が隔靴掻痒(かっかそうよう)の観を呈していることによるのかもしれない。
こんな時こそ、無用なデマに介入させないように、多くの人が事態を "冷静" かつ "知的" に把握する必要がある。そして、そのためには、当該の事柄に関する "洞察力のある専門家" の見解に耳を傾けるべきなのであろう。
その点で言えば、"大前研一" 氏は "洞察力" の深さは定評がある上に、同氏が元々は "原子炉" 設計のエンジニアであったことを思い起こした。
そんなことから、同氏による、"福島原発事故" に関する詳細かつ包括的な解説の動画(YouTube)を観ることになったわけなのである。
感想を一言で言えば、"目から鱗が落ちる" ほどに明瞭で、説得力に溢れている、と思われた。是非、多くの方がこれを観ることで、妥当な状況認識のための基本的視点を培うことができればと思ったわけなのである。
分かったようで分からないニュース報道が続いているが、それらに接する上でも、より大きな意味があるに違いない。
◆映像公開(Youtube)大前研一/『東日本巨大地震 福島原発半径20km以内の住民に避難指示 』
"危機的" な状況にあっては、情報の取捨選択、吟味についてもしっかりと注意を向けて、信頼性の高い情報を選び抜ければと思う...... (2011.03.17)
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