"Android SDK エミュレータ" を使って、自サイトに置いた "ePub電子書籍" をダウンロード配布しようという試みを、漸く "成功させる!" ことができた。
要するに、サーバサイドのファイル・システムの一角に、 "MIME" に関する「.htaccess」ファイルといういわば「御触書(おふれがき)」のような特殊ファイルをかませること。それによって、自サイト内に置いた ".ePub" という拡張子のファイルを取り扱う際には、何はともかく "ePub ファイル" なんだ! と心得なさい、と周知徹底させるのである。くれぐれも、怪しい者と見間違ったり、勝手に "text ファイル" や "zip ファイル" と取り違えてはなりませんぞ、と。
おかげで、"ePub ファイル一行" としてのお墨付きがあったためか、"Android SDK エミュレータ" 側も、
「"ePub ファイル" 様のご到着ですぞ、くれぐれも粗相がないように "ダウンロード屋敷" にご案内しなさい」
とばかりの丁重な対応を返すのであった。
この点では、昨日まで、"ePub ファイル" を "zip ファイル" としてダウンロードしていたブラウザの "InternetExplorer7" までもが、
「これはこれは、"ePub ファイル御一行" 様でございましたね。どうぞどうぞこちらへ......」
と手のひらを返すように、"ePub ファイル" と再認識しての出迎えに転じたのである。
"ePub" ファイルをそれとして認識した "IE" |
"Android SDK エミュレータ"で "自作ePub電子書籍" をダウンロードした履歴画面 |
昨日は、次のように書いていた。
<今、目を向けている対象は、"サーバ" サイドの設定、つまり「.htaccess」ファイル設定によって、ダウンロード対象の "ePub ファイル" をそれとしてオーソライズしておく手順辺りの作業なのである。>と。
そして、この思惑で今日はトライ&エラーを繰り返し続けたわけである。
ところで、「御触書(おふれがき)」にも似たこの<.htaccess>ファイルに記載することは決して多くはない。テキスト・エディタで次の "ワン・フレーズ" を書いておきさえすれば良いのだ。
◆ <AddType application/epub+zip epub>
拡張子が "ePub" という、"zip 圧縮" 型の "ePub ファイル" を扱うアプリケーションがあるので、相応の対応をすべし! とでも言う意味なのであろう。
ただ、この「.htaccess」ファイルは、このファイルの作り方と、サーバ側の CGI ファイルシステムのどこに置くかについてやや注意を要する。
これらの点での注意を欠くと、CGI システムにおける、いわゆる「500 error」という "身動きのとれないエラー" となってしまうからである。
今回も、この「500 error」を何度も苦々しく味わいながら、結局、下記の二箇所に着地点を見出したのであった。
◆ (1) <mt>フォルダ(今、ブログサイトは "Movable Type" での自家製のため)のルート。ここには、既に既存の<.htaccess>ファイルがあったので、行を追加した。
◆ (2) "ePub ファイル" をダウンロードさせる<個別サイト>のフォルダのルート。
要はこれだけのことでしかない。にもかかわらず、こうした自サイト側での "前提作業" があることで、自サイトに置いた "ePub ファイル" を "ePub ファイル" として間違いなくダウンロードしてもらえるのである。
つまり、 "どのようなデバイスのブラウザ" からでも、"自作ePub電子書籍" をダウンロード配布することが可能となるのである...... (2011.04.10)
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