日頃、頻繁に "お買い物" をして "Amazon" の良いお客である自分は、"Amazon" が提供する "無償サービス" については遠慮なく利用させてもらおう、とばかりに、今度は、"Amazonのインスタントストア" というものを作らせてもらった。
いわゆる "アフィリエイト" の延長線上に企画された、アフィリエイターの "自由度・自立性" が多少認められた "新型" である。と言っても "アフィリエイト" とさほど変わらない。 "ビラ配り" のアルバイトが、"複数種類のビラ" を任せられたほどの違いだと言ってよさそうだ。
どんなものかは、このページ内に表題が "AdhocBlog Store" というバナーを設置したので、関心のある方は訪問してもらえれば一目瞭然だ。バナーをクリックすると、通常の "Amazon" のサイトへではなくて、"Amazon" サイトの傘下に設置された "AdhocBlog Store" という、アフィリエイターの作った(カスタマイズした)ページに向かうのである。
通常の "アフィリエイト" と異なる点は、広告対象が単一の商品ではなくて、アフィリエイターが関心を持つ "独自なカテゴリー" によって複数商品を、あたかも "Store" のごとく展示するという点なのである。
一時期、まだ今ほどに "キーワード検索" サービスが行き届かなかった頃、"ポータルサイト" というものの役割が重宝がられたものであった。そして、そんな時期に、"パーソナルポータル" サイトという、やや毛色の異なった興味深いサイトが注目された。
要するに、どこにどんなサイトやページがあるという案内をする一般的な "ポータルサイト" とは違い、サイト主催者がむしろ "パーソナルな視点" を前面に押し出して価値観や好みを活かすかたちでサイトを案内するというものだったのである。"キャラクター色" に意味があると受け止められたわけである。
まあ、今では "キーワード検索" サービスが重要な役割を果たしていることもあってか、各個人はサイト探しに限らず、商品購入の検討においても "自立的" に行動するのだろうとは思う。したがって、商品購入に当たって、専門家やその道の "通" などのアドバイスやお勧めに耳を貸すことも薄らいでいるはずである。
しかし、ネット上の商品紹介情報欄には意外といろいろな人たちのオピニオン、経験談が掲載され、また顧客側はそうした情報に結構、関心を示しているようである。自分もそうなのであるが、自身の評価力に自信がある無しにかかわらず、やはり他人の意見が気になるというのが人情なのであろう。
この辺に、"パーソナルポータル" サイトの "商品紹介版" とでも言えそうな "Amazonのインスタントストア" という企画の意味があるのかもしれない。
いずれにしても、"アフィリエイト" の推進側にとっては、その "お膳立て" のための環境設定をするコストなどは高が知れているのだろうし、これらに参画する一般消費者が膨らめば十分に宣伝効果や販促効果が上がると読んでいるに違いなかろう。
あとは、自分のような好奇心旺盛なブロガーが、面白そうだからひとつ試してみるか......、と身を乗り出して来るのを待っているわけだ。
が、昨日も書いたように、"Amazon" のこの "お膳立て" システムは、それなりに "システマチック" に仕上げられていて、報酬に結び付くのかどうかを別とするならば、"お店屋さんごっこ(?)" としては楽しそうだ。また、ウェブページ作成(カスタマイズ)という面においても、へぇー、ここまでやるんだ......、という一定の深さが覗え、挑戦してみて得るところは小さくないかもしれない...... (2011.05.06)
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