"アフィリエイト"／"ドロップシッピング" に "Amazonのインスタントストア"！？ ......

　実は、この "ブログ" 以前に、いわゆる通常の "ウェブページ" を中心に運営していた昔、"アフィリエイト" とはどんな感触なのだろうかと、興味本位で "バナー" を貼ったことがあった。しかし、自慢ではないがまったくの "梨の礫(つぶて)" の結果となり、興醒めの末、放置したものだった......。
　宣伝広告という営業活動というものが、"成功報酬" の原理で進められることは誰でも知るところだ。だから、活動主催側にとっては、"参画者" が多ければ多いに越したことはない。成果が挙がれば願ってもないことだが、仮に "参画者" が途中で頓挫しようが痛くも痒くもないのである。
　"アフィリエイト" を例をとれば、成果に至らずとも、"参画者" のページに "バナー" なり何なりの広告媒体が一定期間掲載されれば、主催側はそれはそれで潜在的な宣伝となるはずだからである。
　したがって、問題は "参画者" における "心積り" や "構え" だということになる。決して、 "イージー" にはじめて、"イージー・カム" の結果が期待できるものではない。"金銭的投資" が不要である分、"無形の投資" (試行錯誤や努力など)が人一倍、いや数十倍注ぎ込んでやっと何とかなる......、というのが実情のようである。

　ただ、今の景気状態にあっては、従来型の "実事業" はきわめてリスキーである。"下手な投資" が "大火傷" となる可能性も決して小さくはない。
　そんなことからか、"金銭的投資" が不要であり、また、一応、"日当たりが良い" と思しきネット領域での "ビジネスもどき" に人の関心が集まるのも無理はないと思える。
　だからであろうか、こうした "アフィリエイト" に加えて、その延長線上に "ドロップシッピング(Drop Shipping)" という "ニュー・モード" も発生している。
　これは、 "Drop Shipping ＝「直送」" という名のとおり、購入された商品が、卸業者やメーカーから直接購入者に配送されるという形態だ。
　そして、"ドロップシッピングの販売者(ドロップシッパー)" は、従来のネットショップの販売形態とは異なり、商品の在庫を持たず、ネットなどを通して "顧客獲得=販売" に専念することのみを仕事とするのである。商品在庫を持たない点では、とりあえず "ノーリスク" でスタートできるということになる。
　なお、こうしたビジネスモードでは「ＤＳＰ(Dropshipping Service Provider)」という "新たな立役者" が登場し、従来のメーカー/卸業者などの役割と、一連の流れの管理とを "代行" するのだそうである。
　"ノーリスク" で、"顧客獲得=販売" に専念できるという点では、"アフィリエイト" と同じなのであるが、"販売価格設定" を含み、販売活動に一定の "自由度" が許される分、"利益幅" が大きくなる可能性もあるとのことである。

　ともかく、現代の経済環境では、"二つの点" に焦点が集まっていそうだ。一つは、"モノが売れにくくなっている環境" の最中でどう振舞うのかという点であり、もう一つは、ビジネス活動ゆえに降り懸る "リスク" をどう上手く回避したり、回避させたりするのかという点ではなかろうか。
　こうした点から、"アフィリエイト" や "ドロップシッピング" は、巷に膨大な数で存在する "ブロガー" たちの、その参画を誘っているものと思われる。
　ただ、参画する側が、"万事承知" の上で参画して行くのであれば特に問題はなさそうだし、"ブロガー" とても現在進行型の市場動向の変化に敏感になっておくことは、まんざらムダにはならないかと思われる。
　で、何でも "試して" みなければ気が済まない性質の自分としては、今、"Amazon のアフィリエイト" の延長線上にある "Amazon のインスタントストア" という企画が気になっている。近々これを試してみようかと下調べをしているところだが、この "インスタントストア" モード向けに用意されているウェブシステムの、そのシステム構造は、結構、"洒落たた水準" に仕上がっていると感心している......　(2011.05.05）