"android" タブレットで "お手頃" なものは......、とそれとなく探していたが、"日本エイサー" の "ICONIA TAB A500" は検討に値しそうだ。
OSが "Android 3.0"、"液晶ディスプレイは10.1型で1280×800"、"SSD 16GB"、"USB端子 2個(内一つがホスト対応)"。ただし、"3Gの通信機能" は搭載せず "Wi-Fi" のみ、また "重さ 765g" (ex. iPad : 680-730g/iPad2 : 601-613g )は、手で持っている重さとしてはやや重いのが......。
だが、価格が "4万円前後(3万9800円との報道もある)" というあたりは、如何にも価格設定が上手い台湾ビジネスだと思えた。
<日本エイサー、Android 3.0で約4万円の10型タブレット
日本エイサーは2011年6月15日、米グーグルのAndroid 3.0をOSに採用したタブレット端末「ICONIA TAB A500」を発表した。実勢価格は4万円前後になる見込み。発売は7月上旬から中旬。
プロセッサーは米エヌビディア製のTegra 2(1GHz、デュアルコア)、メモリーは1GB。16GBのSSDを内蔵する。液晶ディスプレイは10.1型で1280×800ドット表示。USB端子を2個備えるが、うち1個はパソコンとICONIA TAB A500とを接続してデータを同期するMicro-USB端子。もう1個のUSB端子は、USBメモリーやキーボードなどの周辺機器を接続できるホスト対応のフルサイズのUSB Type A端子だ。ただし、USBメモリーなどの外部記憶装置はFAT32フォーマットのみ対応する。
このほかの主なインタフェースは、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR、Micro-HDMI(Type D)出力、SDHCカードスロット(最大32GB)。3Gの通信機能は搭載せず、前面に200万画素、背面に500万画素のカメラを備える。バッテリー駆動時間は約8時間(ハイビジョン動画再生時)、スタンバイ状態での連続待機時間は400時間。本体サイズは幅260×奥行き177×厚さ13.3mm、重さは765g。
動画や電子書籍などの閲覧アプリをプリインストールで用意する。動画や電子書籍などのコンテンツは、日本エイサーがミルモから提供を受ける。ゲームについても、複数のアプリをプリインストールするほか、グーグルの「Androidマーケット」に加え、エヌビディアの「Tegra Zone」などでもアプリを購入・ダウンロードできるようにする。
>(<日本エイサー、Android 3.0で約4万円の10型タブレット/ITpro/日経パソコン/2011/06/16>)
<設置角度を2段階で調整でき、充電もできる専用ドッキングステーション「AD013B」を、7月上旬以降に発売する予定。>(asahi.com)という報道もあり、"ホスト対応のUSB端子" でUSBキーボードを接続するならば、"PCライクなAndroidタブレット" と仕上がりそうだ。
そうなると、先日発表された<アスーステックの着脱式キーボード付属タブレット>といい勝負となりそうか......。
◆ 参照 <台湾アスーステック・コンピューターは2011年5月23日、着脱式キーボードが付属するタブレット端末「Eee Pad Transformer TF101」を発表した。液晶サイズは10.1型で、OSにはAndroid 3.0を採用する。実勢価格は約6万円。6月中旬に発売>(<アスーステックの着脱式キーボード付属タブレット/タブレットでの文字入力改良! (当誌 2011.05.26)>)
こうも "多機能端末" の開発競争が激しく、かつスピード感があると、ユーザー側には、あの "もうちょっと待てばさらに良い製品が......" という思いが立ち上がって、購買意欲が不完全燃焼することになったりして...... (2011.06.17)
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