"電子書籍" ならではの "インタラクティブ" 性について目を向けているところだ。
既に "辞書" 機能、"メモ" 機能については検証したつもりだが、今回は、"ブックマーク(付箋、しおり)" 機能と、"ハイライト" 機能、そして "メモ" 機能との関係などを検証してみた。
<どうもこの辺りの機能は、どちらかと言えば "地味" なためか、だからベンダー側もそれと知って "そーっとしている" ためか、話題性に乏しい雰囲気がないではない......。>だけに、自分としては「ならば、自分で "掘り起こし" するしかないか......」となったわけだ。
だが、逐一実行してみると、結構、リーズナブルであり、これらを上手く活用すれば "読書ノート" などもスムーズに作ることができて、"読書体験" としても深みを増すに違いないと思えた。
以下、"iPod touch" のスクリーン・コピーを使って【 図説 】することにした。
( 1 ) サンプルの表紙 | ( 2 ) サンプルの中表紙 | |
( 3 ) 任意のページにブックマークとハイライトの両方を付けてみる(その1) | ( 4 ) 任意のページにブックマークとハイライトの両方を付けてみる(その2) | |
( 5 ) 任意のページにブックマークとハイライトの両方を付けてみる(その3) | ( 6 ) 目次ボタン("三段リスト"状のボタン)をタップして目次ページを開いたところ。このページには目次とブックマークの両方が選択表示されるようになっている。デフォルトは目次表示であり以下のように表示される。 | |
( 7 ) ブックマークを選ぶと以下のように、ブックマークのリストとハイライトとメモのリストとが分かれて表示される。 | ( 8 ) 下へスクロールさせてみると、ハイライトとメモのリストがすべて表示される。 | |
( 9 ) ハイライトとメモのリストから、その一つを選びタップしてみる。 | ( 10 ) 選んだページが表示される。ここでは、ハイライト部分をタップしてみると...... | |
( 11 ) そのハイライト部分をどうしたいのか聞いてくる。ハイライト部分に関するメモがしたい、としてみる。 | ( 12 ) メモ作成のページに移動するので、ここで先のハイライト部分に関するメモを作成してみる。 | |
( 13 ) 戻ってみると、そのハイライト部分の右側にメモ・マークが付けられているのが分かる。ちなみに、このマークをタップするとメモ内容が参照できる。 | ( 14 ) ブックマークのページにまで戻ってみると、そこにもメモ・マークが付けられているのが分かる。 | |
( 15 ) ここで、メモだけならばメールが可能なのかどうかを確認するため、右端のエクスポートボタンをタップしてみると、どうやら可能のようである。 | ( 16 ) そこで、メール作成の手順へと進むことにする。ちなみに、ブックマークやハイライト部分に関してはエクスポートはできないことは留意したい。 | |
( 17 ) メモのメール機能は、ブックマークやハイライトとは関係なく単独で実行されることが分かる。 | ||
※ 以上が、 "ブックマーク"・"ハイライト"・"メモ" という機能の仕組みである。 これらをどう利活用するかはユーザーに委ねられているわけだ。 使い方の一つのコツとしては、とりあえず "ブックマーク"・"ハイライト" の機能を、読書中に気ままに実行しておいて、その後でそれらを振り返りながら "メモ" 機能を通してメールするなり、プリントするなりしてエクスポートする......、ということになろうか。 そう考えてみると、結構、考え抜かれた "読書体験" サポートシステムだというふうにも見えてくる......。 |
"電子書籍" での読書は、"読書体験" 云々といった "ヘビー" なものとは限らず "ライト" な "流し読み" も少なくなかろう。ただ、"読書体験" のような手応えを求める読み手にとっては、以上述べてきたような機能は大いに役立つはずである...... (2011.07.23)
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