先日、"iPad/iPhone/iPod touch" の "VoiceOver" という機能について書いた。
◆ 参照 電子書籍と"読み上げ"/先ずは"iPad/iPhone/iPod touch"での"VoiceOver"の場合?( 当誌 2011.06.26 )
視覚障害の方たち向けに用意されて<アクセシビリティ機能>に収められたツールを、"読み上げ" 機能への関心の延長で、念のため確認してみたというわけである。
それはそうとして、その "実体験" をした際にも、薄々感じていたのではあったが、どうもこのツールは "不用意" に使い始めると、"まごつく(?)"ようである。
実を言うと、今日、別件で" 読み上げ" 機能 を使いたいことがあって、この "VoiceOver" という機能の "ON 設定" をしたのはよかったが、トラブルに巻き込まれて "設定解除" ができずに右往左往してしまったのである。
どういうものか、途中で "設定リスト" のスクロールが効かなくなってしまったのである。何とか、"設定解除" ができないかと小一時間もあれやこれやの試行錯誤をすることになってしまった。
あわや、インストールシステムの "復元" を選択せざるを得ないかと思った時、下記のような "サイト情報" に遭遇したのであった。
要するに、「Apple では、デバイスのアクセシビリティ機能は iTunes を使ってオン/オフするように推奨しています。」と言う点からも推測できるように、ちょっとしたクセが潜んでいそうなのである......。
まあ、このメッセージ通り、"iTunes を使ってオフに" することで急場を凌いだが、きっと似たようなトラブルに嵌り込んだユーザーもいるのではなかろうかと、下記の情報をあえて引用することにしたわけだ。
―――― <iPhone:アクセシビリティ機能の設定 (VoiceOver およびズーム機能を含む)
概要
すべての人にとって使いやすい iPhone のさまざまな機能性に加え、iPhone 3GS、iPhone 4、および iPod touch (3rd generation 以降) のアクセシビリティ機能は、視覚、聴覚、またはその他の身体的なディスアビリティをお持ちの方にも使いやすいことを目指してデザインされています。アクセシビリティ機能には以下が含まれています。
■ VoiceOver
■ ズーム機能
■ テキストを大きな文字で表示 *
■ 黒地に白
■ モノラルオーディオ
■ 自動テキスト読み上げ
この記事では、デバイス上のアクセシビリティをオン、またはオフにする方法、および詳細情報の入手先について説明します。
* iOS 4 以降が必要です。
対象製品 iPod touch(第三世代), iPhone 4, iPod touch (4th generation), iPhone 3GS
Apple では、デバイスのアクセシビリティ機能は iTunes を使ってオン/オフするように推奨しています。iTunes では、GW Micro の Window-Eyes (Windows) や VoiceOver (Mac) も使えます。
アクセシビリティ機能をオンまたはオフにする
――iTunes で
1. iPhone または iPod touch をコンピュータに接続します。
2. iTunes で、お使いのデバイスを選択します。
3. 「概要」パネルの「オプション」セクションで「ユニバーサルアクセスを設定」をクリックします。
4. 使用したいアクセシビリティ機能を選択し、「OK」をクリックします。
――デバイス上で
「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」をタップします。 注意:ズーム機能と VoiceOver の両方を同時にオンにすることはできません。ズーム機能と VoiceOver では、同じ操作に割り当てられているアクションが異なります。
VoiceOver
VoiceOver がオンで iTunes からではなくデバイスからオフにする場合、VoiceOver がオンの間はダブルタップがシングルタップと同じように機能すること、スクロールには 3 本の指を使う必要があることを忘れないでください。
1. ホームボタンを押します。
2. 「設定」をタップします。次に「設定」をダブルタップします。
3. 「一般」をタップします。次に「一般」をダブルタップします。
4. 3 本の指を使って画面を「アクセシビリティ」までスクロールします。
5. 「アクセシビリティ」をタップします。次に「アクセシビリティ」をダブルタップします。
6. 「VoiceOver」をタップします。次に「VoiceOver」をダブルタップします。
7. 「VoiceOver」の横の「オン」をタップします。次に「オン」をダブルタップすると、VoiceOver がオフになります。ホームボタンをトリプルクリックすると、VoiceOver、ズーム機能、黒地に白に関するオプションを表示するようにデバイスを設定できます。この機能はデフォルトではオフです。有効にするには、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「ホームをトリプルクリック」の順にタップします。
( iPhone:アクセシビリティ機能の設定 (VoiceOver およびズーム機能を含む) )
VoiceOver がオンになっているとき、画面が黒くなっていても音量調節ボタンを押せばデバイスを使うことができる場合、スクリーンカーテンがオンになっている可能性があります。 デバイスの画面上で 3 本の指でトリプルタップし、スクリーンカーテンをオフにしてみてください。または、デバイスを iTunes に接続します (上記を参照)。
ズーム機能 がオンになっているとき、拡大または縮小するには、3 本の指を使ってダブルタップします。
さらに、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「VoiceOver」>「VoiceOver の操作練習」をタップすれば、VoiceOver 操作を練習できます。VoiceOver がオンの場合、この機能は実行した操作、およびデバイスで実行されているアクションを説明するオーディオフィードバックを提供します。......>
システム内部が "ブラック・ボックス" のデバイスの使用中に、通常の操作が暗礁に乗り上げてしまうと、一瞬、ヒヤッとするものだ。しかも、一般のマニュアル本が "知らん顔" を決め込んでいる特殊な機能の周辺であればなおさらである...... (2011.07.08)
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