一昨日、PC起動時に現れる "iTunes" 関連の "エラーメッセージ" の解消の仕方について書いた。
◆ 参照 iTunes"AppleSyncNotifier.exe"関連のエラー/エントリポイントが見つかりません( 当誌 2011.07.26 )
PC起動時の "エラーメッセージ" というのは、とにかく鬱陶しいものである。しかも、どうも少なくないユーザーが被っている現象のようでもあり、当ブログにはかなり多くの閲覧者が訪れていただいた。
ただ、若干の心残りがあった。というのは、自分の推定では、そこで書いた事例( "sqlite3.dll" の頓挫!? )以外に、もう一つ "CoreFoundation.dll" の行方不明(!?)というエラー現象も多くのユーザーがお困りのようだったからである。
そこで、今回は、その "CoreFoundation.dll" の行方不明(!?)現象について、可能な限り "推論" しておこうかと思った。
"推論" の軸足は、一昨日の事例に基づくのであるが、要は、 "エラーメッセージ" の原因は、レジストリに記載されている当該の "~.dll" ファイルが、あるべきフォルダに無い! こと以外ではないからなのである。
そこで、下記のような "実験" をしてみた。
下記の画像は、 "実験的" に作りだした "エラーメッセージ" である。自然発生的に生じたものではない。
「iTunesHelper.exe - コンポーネントが見つかりません
CoreFoundation.dll が見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。アプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。」
しかし、多くのユーザーが被っている "エラーメッセージ" と本質的には同じなのではなかろうか。ただし、メッセージ表題の "iTunesHelper.exe" の部分が、 "AppleSyncPref.exe" や "AppleSyncNotifier.exe" となっているものが多いかと思われる。
この "エラーメッセージ" は、正常に稼動しているPCのとあるフォルダから、当該の "CoreFoundation.dll" ファイルを移動させてしまうという小細工で作りだしたものなのである。
なぜこんな "実験" をしたかの意図は、恐らくお察しいただけるかと思う。
で、この "CoreFoundation.dll" ファイルの素性は以下のとおりである。
(1) 現住所(?)...... C:\Program Files\Common Files\Apple\Apple Application Support\(CoreFoundation.dll)
(2) 氏素性(プロパティ)......下記画像のとおり。
ということで、「 CoreFoundation.dll が見つからなかったため、~」という "エラーメッセージ" でお困りの方は、一度、上記の現住所(?)のフォルダを開いてみて、"CoreFoundation.dll" の有無を確認されてみてはいかがかと思う。
ただ、この現住所(?)は、"\Common Files\Apple" なので、ここには "iTunes" 以外の "Safari" などの "関係者" も同居(?)しているだろうから、"iTunes" の再インストールだけで "CoreFoundation.dll" の補充がなされるかどうかは不明でもある。
しかし、"iTunes" の再インストールがベストだと言うべきであろう。次善策として "CoreFoundation.dll" だけを "無料ダウンロード" するという方法もあるが、このダウンロード・ファイルで試したところ事態は傷口を広げるだけに終わった。Apple の "CoreFoundation.dll" は、複合的に作成されているようだからである。
とかく、アップグレードの頻度が高いアプリや、使用する "~.dll" が他のアプリと重複する場合、こうしたエラーも生じ易くなるのであろうか。基本対策としては、当該アプリをクリアなかたちで再インストールすることに尽きるか...... (2011.07.28)
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