"自炊PDF"作成では、汚れ・黄ばみもフォトレタッチ修正し"鮮やか"に仕上げたい! ......

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 "自炊 PDF" 作成をする場合、一応出来上がった "PDF" を開いてみて思うことは一つであろう。「このページの "黄ばみ" や "落書き、損傷" 跡を何とか "修復" できないものか......」ということになりそうである。
 大体が、"自炊 PDF" 作成をしようとする書籍は、古い書籍の場合が多いはず。当然、"使用感" のある汚れや "黄ばみ" 、"落書き、損傷" があったりするものだ。
 そこで、長く愛読したい書籍であれば、できる限り修復したいわけであり、あれこれと思案することとなる。

 以前にも、こうした場合の "対処法" については書いたことがある。ただ、その時は、"Adobe Acrobat" に加えて、"Adobe Photoshop" をツールとして活用した。その概要は、以下の二通りであった。 "最も簡単な方法" は次のようになる。
 なお、今回は後で述べるように、"Adobe Photoshop" は使わずに一般的な "フォトレタッチ・ソフト" で済ませる方法なのである。

―――― <2. "ページ単位" の "フォトレタッチ" は、"Adobe Acrobat" と "Adobe Photoshop" との巧妙な連携プレーを活用するのがよさそうである。  以前に、< "Adobe Photoshop" を使って何とか手っ取り早く対処......>(<"PDF電子書籍"各頁のレタッチ/"Adobe Acrobat"と"Adobe Photoshop"との連携抜群( 当日誌 2010.08.25 )>)というかたちでレポートをした。  ところが、"Adobe Acrobat" と "Adobe Photoshop" との連携を前提としてのことだが、実は、もっと "より手っ取り早い方法" が見つかったのである。  実は、「ページの置換」という機能でワンクッションを置かずとも "ページのレタッチ" は可能だったのである。その手順の流れは以下のようになる。

 ① 先ず、"Adobe Acrobat" 上で、何らかの "修正(レタッチ)" がしたいページを開いておく。
 ② "Adobe Acrobat" のメニューバーから「ツール」⇒「高度な編集」⇒「TouchUp オブジェクトツール」をクリックする。 "マウス・ポインター" の形が変わって( "小さな正方形" が付属し、 "TouchUp" のモードであることを示す)る。
 ④ この "マウス・ポインター" で、ページを "右クリック" すると、オプション・メニューが表示されるので、「画像を編集」をクリックする。
 ⑤ すると、 "Adobe Photoshop" が起動され、当該ページと同じまったく同じページ画像が表示される。そこで、これに思い通りの "レタッチ" を加えて、 "Adobe Photoshop" のメニューバーから「ファイル」⇒「保存」をクリックすれば終了!
⑥ "Adobe Acrobat" に戻ると、当該のページは "レタッチ" されたページ画像に変化しているはずである。

 この作業は、 "Adobe Photoshop" 上での実質的 "レタッチ" 作業を除くならば、あっという間に処理されてしまう実に簡単なものである。
 この方法を使うならば、スキャニングをしてとりあえず出来上がった(画像)ページの各々を、最も簡単に "修正(レタッチ)" できるため、スキャニングによる "PDF電子書籍" 化作業の流れでは大いに役立つものと思われる。
 "一味、上質" な "PDF電子書籍" 作りを目指す場合にはマスターしておいて損はないと思われる。>
"PDF電子書籍"各頁のレタッチ/"Adobe Acrobat"と"Adobe Photoshop"との連携抜群( 当誌 2010.08.25 )


 次に簡単な方法が以下のとおりだ。

―――― <そうこう試行錯誤をしているうちに、実に "手っ取り早い対処法" に辿り着くことができたのである。その "手順" を紹介すれば、以下のようになる。

 ① "Adobe Acrobat" で、当該の "PDF 電子書籍" ( "□△○.pdf" のファイル)を開き、第1ページ目を表示する。
 ② メニューバーから「文書」⇒「ページの抽出」へと進む。「ページの抽出」ウィザードで、当該のページを指定する。
 ③ すると、そのページの画像が新しいウィンドウで開くので、これをメニューバーから「ファイル」⇒「名前をつけて保存」へと進み、わかりやすいフォルダーに "代替ページ.pdf" とでも名づけて保存する。なお、このファイルのウィンドウだけはとりあえず閉じて、"Adobe Acrobat" はそのままにしておく。
 ④ 次に、"Adobe Photoshop" (手元に在ることとして話を進めます)を開き、メニューバーから「ファイル」⇒「開く」へと進み、「ファイルの種類」を「すべてのファイル」とすれば、所定のフォルダーに先ほどの "代替ページ.pdf" が目に留まる。これを指定すると、何と "Adobe Acrobat" 上のイメージとまったく同じ "代替ページ.pdf" の画像が表示されるのである。この「ファイル形式」は「Acrobat TouchUp Image(*.PDF;*.PDP)」と明示されている。この辺の "Adobe" ソフト同士の "連携プレー" には感心!
 ⑤ この "Adobe Photoshop" 上の画像が、好きなように "フォトレタッチ" 作業ができるのは当たり前のことであるが、それが完了したら、メニューバーから「ファイル」へと進む。「保存」が "アクティブ" な状態となっているのでこれをクリックして、いわば "上書き保存" をしてしまう。これで、"フォトレタッチ" された "□△○.pdf" のファイルが出来上がったわけだ。
 ⑥ ここで、当該の "PDF 電子書籍" を開いて待機させていた "Adobe Acrobat" に戻る。第1ページ目が表示された状態のはずである。そして、メニューバーから「文書」⇒「ページの置換」へと進む。そこで、先ほどの "フォトレタッチ" された "□△○.pdf" のファイルを指定する。すると、若干の時間経過の後に、第1ページ目が "リニューアル" されたことに気づくことになる......。

 この "手順" に慣れるならば、ちょっと気になる "表紙" の状態を容易に "フォトレタッチ" して差し替えることができる。
 さらに、 "解像度" と "表示サイズ" に絡む厄介な問題(!)をすり抜けて、第1ページ目に限らず思いのままのページに変更を加える(レタッチする)ことが可能となる。>
"PDF電子書籍"各頁のレタッチ/"Adobe Acrobat"と"Adobe Photoshop"との連携抜群( 当誌 2010.08.25 )


 ただ、これらの方法では、"Adobe Acrobat" は当然だとしても、"Adobe Photoshop" というソフトまで必要となる。
 そこで、(5)"Adobe Photoshop" ではなく、手軽に入手できる一般的な "フォトレタッチ・ソフト" ( "JPEG" ファイルが加工できれば何でもよい)を活用しての方法を紹介しておきたいと思う。
 手順は以下のとおりである。

 (1) "Adobe Acrobat" で、当該の "PDF 電子書籍" ( "□△○.pdf" のファイル)を開き、 "修復したいページ" を表示する。
 (2) メニューバーから「文書」⇒「ページの抽出」へと進む。「ページの抽出」ウィザードで、当該のページを指定する。
 (3) すると、そのページの画像が新しいウィンドウで開くので、これをメニューバーから「ファイル」⇒「名前をつけて保存」へと進み、わかりやすいフォルダーに "代替ページ.pdf" とでも名づけて保存する。単一ページを作ったわけである。
 (4) "Adobe Acrobat" のメニューバーから「アドバンスト」⇒「すべての画像を書き出し」と進み、「代替ページ.jpg」として保存する。
 (5) その「代替ページ.jpg」を任意の "フォトレタッチ・ソフト" で開き、望みの "修復" を施して上書き保存をする。(このステップがなされれば、"Adobe Photoshop" が無くても済むということになるわけだ)
 (6) 先の "代替ページ.pdf" を開き、メニューバーから「文書」⇒「ページの置換」へと進む。「新規ページ用ファイルの選択」ウィンドウで、「ファイルの種類」を "JPEG" と換えれば、(5) で上書き保存した「代替ページ.jpg」を選択することができる。
 これを進めてゆくと、「代替ページ.jpg」で作られた "PDF" ページが、元の "代替ページ.pdf" と置き換わることとなる、というわけだ。

 "Adobe Acrobat" と "Adobe Photoshop" との "コンビネーション" は、最も簡単な "フォトレタッチ" 作業を進めさせてくれるが、"Adobe Photoshop" が無くても一般的な "フォトレタッチ・ソフト" があれば、一連の "修復" は可能なのである...... (2011.07.25)













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このページは、yasuo hiroseが2011年7月25日 00:01に書いたブログ記事です。

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