今、"Android端末を狙ったウイルス" が頻出しているとのことだ。もはや高を括ってはいられない。
利便性やうかつな好奇心と、貴重かつ希少な生活資金とを引き換えにするのは、まったく シャレにならない。
"敵" は "遊びではなく仕事" でやっているはずだから、半端な防御姿勢では防げないと認識すべきなのであろう。
―――― <スマートフォンがウイルスに感染してしまった場合に想定される被害例として、以下が考えられます。
★ スマートフォン内データ、GPSによる位置情報等、個人情報を含む重要な情報が悪意ある第三者に送られてしまう。
★ 悪意ある第三者にスマートフォンを乗っ取られて、自由自在に操られてしまう。
★ スマートフォンがボットネット ※5 の1つとして組み込まれ、知らぬ間に特定の組織にサイバー攻撃を行うなどの犯罪の道具として使われてしまう。
※5 ボットネット:攻撃者が、ボットと呼ばれるウイルスに感染させた多くのコンピュータを使って、ターゲットに対し遠隔で攻撃を行うために構築されたネットワークのこと。>( IPA (独立行政法人情報処理推進機構)コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[7月分]について「 スマートフォンを安全に使おう! 」 )
特に要注意なのが、<ウイルスが混入したアプリ(海賊版アプリなど)が添付されたメール>だと指摘されている。
―――― < ウイルスが混入したアプリが添付されたメールをスマートフォンで受信した場合、スマートフォンの機種やOSによっても挙動が異なりますが、特にAndroid端末の場合はメール表示中の「インストール」ボタンを押すとアプリのインストールが開始され、ウイルスに感染してしまう場合があるため、取り扱いには十分注意する必要があります。図1-3は、Androidアプリ(.apkファイル)が添付されたメールをスマートフォン(端末名:GALAXY Tab/OSバージョン:Android 2.2)上で見た際の画面例です。
>( 同上サイト )
図1-3:Androidアプリが添付されたメールをスマートフォン上で見た画面例
では何をどうすればいいのだろうか? ここでこそ、"高を括らず"に、"他人事と見なさず" 各注意事項を粛々と実行すべきであろう。
―――― <スマートフォンを安全に使用するための六箇条
上述したようなスマートフォンに関するウイルスの現状を受け、IPAでは特にウイルスと脆弱(ぜいじゃく)性を悪用した攻撃への対策を考慮した、スマートフォンを安全に使用するための六箇条をまとめましたので、スマートフォン使用時の指針としてください(図1-4参照)。
>( 同上サイト )
図1-4:スマートフォンを安全に使用するための六箇条
なお、下記のサイトは "Android ウイルス" に関する事情・実情を詳細に解説しているので、一度は訪れておきたい。
◆参照 IPA (独立行政法人情報処理推進機構)コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[7月分]について「 スマートフォンを安全に使おう! 」
◆参照 IPA (独立行政法人情報処理推進機構)コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[1月分]について「 スマートフォンのウイルスに注意! 」
とかくスマートフォンは、忙しい気分の中で慌ただしく操作する場面が多い。だからこそ "敵の思う壷" なのかも知れない。
TV番組の『ダーウィンが来た!生きもの新伝説』でも観て、小動物たちの見事な "警戒心、プロテクト術" に学ぶべきか...... (2011.08.05)
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