"iPadアプリ版表紙 |
こうした点から、"Linux" を学ぼうとする人たちも増加傾向にあるようだが、"教材" 選びにはちょっとした苦労をしているかと思われる。
自分も経験しているが、巷には、とにかく売り捌くことを主眼した "イージーな雑誌類" が溢れ返ってもいる。まあ、ちょいと遊んでみる向きには適当なのかもしれないが、長い目で見て "スキル" 構築を狙うとしたら問題含みかもしれない。
かと言って、"技術書" となると価格が高いばかりかハードルも高い......。
そんな環境にあって、"NPO法人" が "無償" で提供している "教材" は、十分に一目置いて良さそうだ。
たまたま、下記のようなサイト記事が目に付いた。
―――― <LPI-Japan、「Linux標準教科書」の無償Androida)アプリを配布開始
エルピーアイジャパン(以下、LPI-Japan)は2011年8月16日、Linuxを基礎から学びたいユーザーなど向けに、電子教科書「Linux標準教科書」のAndroidアプリ(写真)の配布を開始した。Androidマーケットから無償でダウンロードできる。同マーケットの記載データによれば、対応するAndroid OSは2.2以上でインストールサイズは88Mバイト、動作確認済みの端末はNTTドコモのGALAXY Tab(SC-01C)となっている。Linux標準教科書は、Linuxの基礎知識や基本操作について学びたい初心者ユーザー、Linuxを教えている教員およびインストラクター、LPI-Japanが実施しているLinux技術者認定試験「LPIC」の認定取得を目指している人などを対象にした無償の学習教材。LPI-Japanによれば、同アプリの基となっているPDF版のLinux標準教科書は、2008年9月に無償配布を始めてからこれまでに18万回を超えるダウンロード実績があるという。
アプリでは、Linuxの基本的なコマンド操作からシェルスクリプトの作成や簡単なサーバー構築などまでを全12章の章立てで体系的に学べるようになっている。LPICレベル1認定の101試験および102試験の学習範囲もカバーしている。ページを順番にめくって読むだけでなく、スライダー(つまみ)を指で動かして任意のページを開いたり、目次から自分の読みたい章や項目へジャンプしたりできる仕組みも搭載。キーワード検索やブックマーク(しおり)機能なども用意している。
LPI-Japanによれば、今回のLinux標準教科書の無償配布に続いて、9月にはLinuxサーバー構築に必要な知識を実習を通じて学べる「Linuxサーバー構築標準教科書」、今冬には仮想化技術や高可用性技術などについて学べる「高信頼システム構築標準教科書」のAndroid版アプリの配布をそれぞれ予定しているという。 >
( LPI-Japan、「Linux標準教科書」の無償Androidアプリを配布開始/ITPro/2011/08/17 )
"Androidアプリ" のみならず、PDF 版、<iPadアプリのダウンロード>も用意されている。実に包括的で、かつ読み易い eBook となっていて、とても "無償" 版とは思えない......。
◆参照 LPI-JAPAN のサイト
技術関連のノウハウをスタディするには、なだらかにアプローチできるイージーなコンテンツを選ぶのも一つの方法ではあろうが、必要不可欠な基礎的知識を確実に散りばめた確かな "教材" を選ぶことが "結局は近道" となりそうだ...... (2011.08.21)
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