グーグル検索(他の検索でも同様)を実行すると、検索結果のリストが列記されるが、その各々のリストの先頭には、"チェック印" が記された丸い緑色のマークが付いたものと、"?印" が施された丸いグレーのマークが付けられたものとがあるのに気付く。
今や、検索結果リストの表示はネット検索ユーザーにとって少なからず重い意味を持つようになったと言えよう。より上位に表示されれば、それだけアクセス可能性が高まるからだ。
そんなある意味では "ナーバスな空間" に、無造作にも<"?印" が施された丸いグレーのマーク>が付くというのは、どうでもいいということにはならないはずであろう。
昨今、"怪しげ" なサイトを警戒しなければならない環境であってみれば、神経質なユーザーではなくとも、たとえどんな意味が託されていようとも、<グレーの "?印" マーク>がユーザーの "警戒心" を刺激することは間違いない。
これらのマークは、"TrendMicro ウイルスバスター" を搭載していると、そのカスタマー向けの "Trendプロテクト" サービスの一環として、"テスト済み/未テスト" を仕分けする表示として付けられるようなのである。検索サービス側の "仕業" ではない。
ちなみに、自分のサイトに関する検索結果にもこの "忌まわしい" <グレーの "?印" マーク>が付いていたことを、不覚にもこの二三日前に気付くことになった。
もう長年複数のサイトを運営し、メンテナンスも卒なく行ってきたはずなので、何とも解せない処遇だと思えた。が、ふと思い出したのは、半年ほど前であったかレンタルサーバー会社側での小さくない "サーバー環境改変" があったことだ。これに起因して、従来からのネット環境の一部が変わってしまったようだからだ......。
そこで、調査をしてみると、実質上のリンクに関わる部分での更新作業は済ませて表面上の問題は回避できていたのに、思わぬ部分での "手ぬかり" があったようなのだ。
今回気付いた<グレーの "?印" マーク>の件を調査しようと、グーグルによる "審査" 周辺も調べてみたところ、グーグルの<ウェブマスター ツール>による手続きでかつて済ませたはずの "サイト所有" に関する "審査OK" が消滅していたのである。
どうも、上記の "サーバー環境改変" の際に、"再審査" 手続きをすべきだったようなのだ。まあ、手続きと言っても大したことではなくて、グーグルが設定した "HTML タグ" をウェブスクリプトの所定箇所に書き込み、そのタグをグーグル検索エンジンが見つけるというだけのことなのである。
こうして、グーグル関連の "手ぬかり" は解消した。ところが、<グレーの "?印" マーク>は一向に解消されない。そこでようやく、原因が "TrendMicro" 側にあることを突き止め、最終的には、同社のサポートに "問合せメール" を送信して "善処=テスト実行" を依頼したのであった。下記サイト記事が参考となった。
◆ 参照 [memo] Trendプロテクトで自分のページが「未テスト」になっている場合の対応まとめ
その結果、二日程経つと "忌まわしい" マークが消えて、<"チェック印" が記された丸い緑色のマーク>に変更されたというわけなのである。
グーグル検索や、"TrendMicro プロテクトサービス" が、サイト閲覧ユーザー側の利便性や安全性を目指していることは分かる。だが、それによって善意の第三者が多少とも不利益(マイナスイメージ?)を被る場合には、"自己申告的" に善処を依頼していく以外に方法はなさそうだ...... (2011.08.02)
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