これは "新しい movement!" じゃないかと思える。
下記の記事に誘われて、「脱原発 NO NUKES ポスター展」を閲覧させてもらった。思わず、ナルホドと頷かされた。そして、もう原発依存のためにタラタラと能書きを言うのはやめようじゃないか! という思いが込み上げてきた。
今回の東日本大震災、もし原発事故を伴わなかったらどんなにか復旧復興とて速やかに行われたかを想定しなければならないはずであろう。加えて、今後の長期にわたる "放射能汚染" が、どれだけの人々を苦しめるかについては先送りの問題となっている。
唯一の被爆国である日本が、不幸にも原発事故で想像を絶する "放射能汚染" を繰り広げてしまったのだから、四の五の言わずに "脱原発" へと舵を切るのが国内的にも、国際的にも順当である。
将来不安ばかりが積み重ねられているこの国、一つ位は "巨大な不安" を取り除き、日本人の "聡明さ" を確認し合っても良さそうではないか。既に、ドイツはこの "聡明さ" を実行に移しているわけだし、政治は、今、この決断と実行のために知恵と勇気を出さないとするなら、何時、何をしようというのか......。
―――― <脱原発ポスター、ネットに広がる 印刷→デモ参加者も 脱原発を訴えるポスターを自分で作る動きが広まっている。プロアマ問わず、インターネット上に公開するスタイルで、国内外から集まった作品は17日現在、808を数える。市民団体「レアリゼ」が4月30日にサイトを開いた。代表の三沢健直さん(43)=長野県松本市=は「ポスターをデモに持って行ってもらおうと考えた」という。
漫画タッチのものや、写真にメッセージを加えたものなど様々で、自由にダウンロードして、印刷できる。「ポスターのおかげで、デモに初めて参加できた」という反響もあった。
名古屋市南区の自営業渡辺カリンさん(49)は二つの作品を投稿。「脱原発のために何か行動したい。ポスターなら、パソコンで仕事の空き時間に作れる」。自作のぬいぐるみを撮影し「仲良くしようね自然とエネルギー」と書き込んだ。
岐阜、愛知両県の若い母親らでつくる「原発に不安を感じるママの会」は今月、岐阜市で、このポスターを並べた展覧会を開いた。18日までは、名古屋市中区の名古屋YWCAでも展示。19日には、「脱原発パレード」がある同区の白川公園で56枚を並べる予定だ。
同会の内田由紀子さん(38)は「インターネットを利用しない人にも、ポスターをきっかけに脱原発について考えてほしい」と話した。
ポスターは展示したサイト( http://nonukeart.org/ )で見ることができる。(畑宗太郎)>
( 脱原発ポスター、ネットに広がる 印刷→デモ参加者も/asahi.com/2011.09.18 )
◆ "単刀直入" 賞をあげたい! ポスター:「事故が起きても 助けないくせに」
ネットを通じて、人々の思いが "ビジュアル" に表現され、公表される。そして、それらを多くの人々が思いのままに閲覧できる、というキャンペーンは実に良い企画だと思われる。しかし、きっとどこかに、これを快く受けとめない人々もまたいることを用心したいものだ...... (2011.09.19)
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