自分は、カメラ機能なしの "iPad 1" をそのまま使っている。別に "iPad" を利用する上でカメラ機能がなくても不自由だとは思わないからだ。だから、そのためだけに "iPad 2" に買い替えようなどとは考えたことはない。
しかも、時々必要となる "スクリーンショット【screen shot】(スクリーンキャプチャ)" 機能については、カメラ機能の有無にかかわらず、"iPad 1" でも "iPod touch" でも "隠れ機能(?)" として備わっているため、いよいよ不自由感は生じないでいる。
◆参照 "スクリーンショット"は"iPod touch"でも可能!/慣れれば、誰でも活用できる!( 当誌 2011.07.27 )
ただ、下記引用のサイト記事を目にした時、「ナニナニ?」とやや色めき立つ思いとなった。 "iPad 2" への買い替えという高額負担は納得できないにせよ、"数千円" という負担でカメラ機能が付け加わるのであれば、それはされで "視野に入るかな" と思えたのである。
"iPad" のほかに何も携帯しない外出時や、手元の文書を手軽に記録しておきたい場合など、カメラ機能があればあったで使えそうなケースを思い浮かべたりしたのだ。
と同時に、こうした "ニッチ" 視点で "アクセサリー・グッズ" を提供しようとする "気が利いた" スタンスに共鳴した向きもあった。
"より大きな負担を強いる買い替え" に替って、"不足機能を低額で補填するくグッズ!" という "リーズナブル" さのことなのである。
下記記事によると、今のところこのグッズの "入手経路" は定かではないようだが、判明次第試してみたいと思っている。消費者にこうした思いを抱かせるだけでも、既にこのグッズのデビューは成功しているのかもしれない。このグッズへの期待は意外と大きいのかもしれず、そこそこイケそうな気配か......。
< iPadに直接つなげる、60ドルの7メガピクセルカメラ
『AppClix』は、『iPad』の30ピンDockコネクタに接続できるカメラだ。『iPad 2』カメラへの不満を解決するだけでなく、カメラの無い『iPad 1』にも接続できる。
『iPad 2』のカメラは実にお粗末だ(日本語版記事)。だが、お子様向けの、ディズニーのおもちゃのようなデザインに我慢できるのなら、わずか60ドルでこの問題を解決できるかもしれない。
米Sakar社の『AppClix』は、iPadの30ピンDockコネクタに接続できるカメラだ。7メガピクセルセンサーと4倍ズーム、内蔵充電式電池、小さな1.5インチのスクリーンを備えている。microSDカードスロットが付いているので、単体でカメラとして使うこともできる。
このカメラは『Disney Pix』という付属のアプリで動作する。178MBというサイズと見た目にひるんでしまうが、少なくとも写真をiPadのカメラロールに直接保存できるようになる。
このカメラは、米Vivitar社がSakar社向けに製造しているものだが、仕様を見ただけでは、このカメラを使って写真をiPadの『写真』アプリに直接送れるかどうかははっきりしない。しかし、このカメラが普通のカードリーダーのように機能するのなら、それも可能だろう。
さらにうれしい点として、このカメラは、カメラを内蔵していない『iPad 1』でも使うことができる。
筆者が住んでいるヨーロッパにこのカメラを販売してくれる業者が見つかり次第注文するつもりだが、入手できたら、ディズニー系のデザインは粘着テープで覆ってからその機能を試そうと思っている。もしかすると、写真撮影の点でiPadがiPhoneのライバルになってしまうかもしれない。
[『B&H』でディズニー・デザイン5種が販売されているが、記事を公開する現時点では品切れになっている]
TEXT BY Charlie Sorrel>( iPadに直接つなげる、60ドルの7メガピクセルカメラ/WIRED JAPANESE EDITON - CULTURE/2011.12.21 )
TRANSLATION BY ガリレオ -平井眞弓
当たる商品、スルーされてお蔵入りになる商品......、と新製品のデビューというものは悲喜こもごもであるようだ。勝敗の決め手があるとすれば、それは一体何なのであろうか? 虎視眈々と煮詰められた "製品コンセプト" であるにはちがいなさそうだが...... (2011.12.23)
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