"NHK 大河ドラマ" も、ひょんなことから "ソーシャル・TV" 路線へと変貌(?)を遂げて行くのであろうか?(皮肉まじり......)
"視聴者のさまざまなご意見" を取り入れながら、ストーリーも演出をも柔軟に軌道修正を図りながら番組を構成して行く "ソーシャル・TV"(なんてものがあるのかどうかは知らないけれど)へと踏み込んで行くのか......と、ふと、そんな "イリュージョン" を垣間見させる出来事かと思えた。
<大河「平清盛」は17・3% 過去3番目の低視聴率>に端を発して、先ず、乱暴にも "了見違い!" の "ご意見"(→【 引用記事 1 】)が投げ込まれたかと思えば、すかさず、"何言ってんの!" という健全な人々の "ご意見"(→【 引用記事 2 】)が、"ソーシャルメディア" を介して立ち上がってくる。
この丁々発止(ちょうちょうはっし)には、やっぱり笑っちゃった......。
【 引用記事 1 】
< 「清盛、映像が汚い」兵庫知事が大河ドラマに苦情
兵庫県の井戸敏三知事は10日の定例会見で、8日から始まったNHK大河ドラマ「平清盛」について「画面(映像)が汚い。鮮やかさがなく、チャンネルを回す気にならない」と酷評し、NHKに改善を申し入れることを明らかにした。
清盛は現在の神戸市に福原京を置くなど、兵庫県はドラマの主要舞台の一つ。井戸知事は「番組とタイアップしながら観光客誘致を進めたいと考えていた。番組の人気が出るかでないかで観光に影響がある」と述べた。
主演の松山ケンイチさん演じる清盛像について、NHKは番組ホームページで「武士の子と思えない汚い格好で、庶民に混じり、やんちゃを繰り返す」と紹介しているが、ゆかりの地の知事には演出が気に入らなかったようだ。
NHK広報部は「リアルな時代表現を目指しており、武士は汚く、貴族はかれんに描いている。清盛も今後は美しくなっていくので、長い目で見てもらいたい」と話している。(井石栄司) >
( 「清盛、映像が汚い」兵庫知事が大河ドラマに苦情/asahi.com/2012.01.10 )
【 引用記事 2 】
◆「画面が汚いとは一体何を言っているのでしょうか? 私も見ましたが、特に汚いとは思いませんでしたが。」
◆「全く驚き。これが我が神戸の知事発言なんて。テレビ画面に反射してご自分のお顔が映ってたんじゃないんですか!?」
◆「要約すると...観光用のPV作れ!ってことか?自分で作ればいいのに、www!」
◆「自分もそう思いません。龍馬伝と同じような表現だと思ってます。龍馬伝も見慣れるのに時間がかかりましたが、ある意味、あれでよく、昨年の「江」の以前の大河ドラマの表現よりも、こちらの方が良いと思います。知事の芸術的センスや、作品に対しての評価の仕方が、あまりにも観光に重きを置きすぎて、映像作品としての見方が全くないのは、知事という重き立場のある人としてどうかという発言です。この方が、芸術とかに何かいう事などできないのではないでしょうか?」
◆「どんだけ協力してるかしんないけど、観光も影響って、それは関係ないでしょー。」
◆「NHKも観光客誘致目的で大河ドラマやってんぢゃなかろーに。。。。」
◆「ウケる( ̄ー+ ̄)フッ」
◆「知事の語彙が乏しい。。。 平安時代は一番刺さらない時代だから視聴率悪いのは仕方ないと思う」
◆「そう?ここ最近の大河ドラマでは群を抜いて面白く、よくできていたと思うけど。台詞もセットも衣装も、人物造形も、すばらしく作られていると、感心したけどなあ。」
◆「NHKと兵庫県で協力して盛り上げるのならいいんだけど、初回の視聴率が悪いからっていきなりケチつけるってのは、どうなんでしょう。そもそも視聴率と映像表現の因果関係なんてわかるわけないのに、よく憶測で物を言えますね。ちなみに自分は、今後が期待出来る作品だと思いました。」
......
こうした "分かりやすく、笑っちゃう" ような出来事で弾みが付いて、"ソーシャルメディア" の本領が発揮されて行くのかもしれませんね...... (2012.01.12)
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