"ソーシャルメディア" における "口コミ" の価値を悪用する "やらせ(業者)" 問題については、これまでにも何回か書いてきた。
◆ 参照① SNS:"やらせ業者"の横行!残念ながら虚偽・不正広告行為には法的責任追及要か!?( 当誌 2012.01.06 )
◆ 参照② 消費者庁、"ウソ"クチコミに警告/"役所の介入"よりも"炎上"の方が恐怖のはず!( 当誌 2011.12.19 )
◆ 参照③ ソーシャルメディアを欺く"やらせ"工作を許すな!稼げれば何でもやる破廉恥さ!( 当誌 2011.12.13 )
防止対策の決め手を欠くかのように見える推移の中で、"信用できる口コミ" は "実名登録サイト( not 匿名型サイト)" なり! という一つの調査結果が出ている。( 下記引用サイト記事: フェイスブックに高い信頼=口コミ情報、実名を評価-利用者調査/時事ドットコム/2012.01.28 | 商品購入時にFacebookの口コミを信用する人は76%、ビルコム調査/INTERNET Watch/1012.01.25 )
・ 「フェイスブックの口コミ」を信用する............76%
・ 価格比較などの口コミ専用サイト........................67%
・ 商品販売サイト................................................64%
やむを得ない結果だと言うべきか......。
ただ、"匿名型サイト" には "ホンネ" が言えるという長所があるだけに、こうした傾向は、ちょっと考えさせられるところでもある......。聞くところによれば、"匿名型サイト" への善意の投稿が、すでに "差し控え" られていたりしているとのことだが、残念なことである......。
< フェイスブックに高い信頼=口コミ情報、実名を評価-利用者調査
フェイスブックの口コミを7割超が信用――。PR会社のビルコムが、実名登録を原則とする会員制交流サイト、フェイスブックの利用者にインターネット上でアンケート調査したところ、匿名型のサイトより信頼度が高いことが分かった。飲食店のランキング評価サイトなどでやらせ投稿が明らかになる中、「実名登録制のサイトの価値が高まっている」(ビルコム)という。
( フェイスブックに高い信頼=口コミ情報、実名を評価-利用者調査/時事ドットコム/2012.01.28 )
調査では、モノやサービスを購入する場合に口コミをどの程度信用するか質問。「フェイスブックの口コミ」を信用するとの答えは76%に上り、実生活での「リアルな口コミ」の87%には及ばなかったが、価格比較などの口コミ専用サイト(67%)や、商品販売サイト(64%)を上回った。
フェイスブックを信用する理由では「実名登録制」を挙げる回答者が約6割に上った。(2012/01/28-15:28)>
< 商品購入時にFacebookの口コミを信用する人は76%、ビルコム調査
ビルコム株式会社は25日、Facebookユーザー500人を対象に実施したショッピングに関する実態調査の結果を公表した。
友達がFacebookに投稿したおすすめのモノやサービスが、Facebook上で買えたらどうかという質問については、「いいモノであれば、買ってみたい」(38.4%)と「いいモノであれば、どちらかと言えば買ってみたい」(41.6%)という人の合計が80.0%に上った。
モノやサービスを購入する際、Facebookの口コミ情報を「信用する」と答えた人は76.2%に上り、リアルな口コミの87.6%に次いで信用度が高かった。口コミサイトの口コミは67.8%、ECサイトの口コミは64.8%が「信用する」と回答した。
Facebook上の口コミ情報を信用する理由としては、「Facebookの実名登録制」を挙げた人が60.6%と最も多く、次いで「嗜好性が似ている友達の口コミを、参考にすることができるから」が45.1%に上った。
このほか、友達のFacebook投稿がきっかけで起こしたアクションとしては、「買い物をした」が16.0%、「実際の店舗に行った」が10.6%だった。
関連情報 ■URL プレスリリース
(増田 覚) >
( 商品購入時にFacebookの口コミを信用する人は76%、ビルコム調査/INTERNET Watch/1012.01.25 )
"悪貨は良貨を駆逐する" ではないが、"やらせ(業者)" の "悪意" が、"匿名型" を含む "SNS" での "善意" を、まるで "駆逐" しているかのような印象である。
"悪意" を持ったアクションを "駆逐" するためには、"悪意" に基づく行為への毅然とした姿勢と、"善意" からの雄弁さとが求められるということか...... (2012.01.31)
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