これぞソーシャル!"/ソーシャルニットワーク"という "生きがい"="仕事"作り! ......

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 "ソーシャルネットワーク" ではなくて、"ソーシャルニットワーク" というプロジェクトがあるんですねぇ。
 TVで、大震災被害への支援番組を見ていたところ、このプロジェクトの活動の紹介に出会ったのだ。文句なく素晴らしい活動だと感じ入った。なお、このプロジェクトについては、検索の結果、下記引用サイト 被災地で編み物の仕事作り-買い手×編み手 マッチメイク会 が それであることが分かった。

 大震災の被災地域に住むご婦人たちが、"生きがい"と"仕事" とを手にして、日がな一日せっせと "ニット(手編み)" 作業に没頭していたのである。何とも心温まる光景であり、これが大正解! これこれ! という納得感で満たされたものであった。
 あるお年寄りの婦人は、日課である昼寝もせずに一日中目一杯編み続けている、と目を輝かせて語っていた。がんばれば月数万円の収入となることもあり、"頑張り甲斐" があるとのことだ。
 被災者たちが今、心底必要としているのは、支援物資もさることながら、"生きがい" とのセットとなった "仕事" なのだという、そんな平凡な事実がじわじわと伝わってくるのであった。

 番組を見ていて意を強めさせられたのは、いくらかでも余裕とパワーのある者たちは、 "仕事作り" という緊急課題に挑まなければいけない、という思いであった。
 被災地に限らず、このご時世、未曾有の "経済災害(?)" で収入が途絶え、"生きがい"と"仕事" とをともに剥奪されてしまった人々は数知れないはず。そして、残念ながらこれから先この状態は悪化の一途を辿ることは想像に難くない。
 こうした不幸な事態を目の当たりにするにつけ、考えようによってはあの終戦直後以上に悲惨なのかもしれないという直観が働いたりもする。と言うのも、事、"仕事" という点となると、現時点での "仕事" というものが成立する社会的条件は、終戦直後の大混乱時よりも逆に狭まっていそうな気配がするからである。
 つまり、"非力な個々の庶民" が日銭を得る機会、"隙間" は意外と埋め尽くされているからだ。個人自営業でさえ危機に瀕するほどに、低廉なモノやサービスは市場に溢れ、その市場自体は大企業によって制覇されている......。

 若い "ネット・ネイティブ" たちでさえ、一頃のようなネット活用に基づくスモールビジネスからの収入を得るのに苦悩しているとも聞く。
 IT 環境がますます巨大な "装置産業" 化することによって制覇され、"インディ" や "フリーランサー" たちの出る幕を圧倒的に狭めているとさえ見えるからだ。
 "格差" という言葉を "所得格差" といった抽象的理解にとどまらず、逐一見て行くならば、チャレンジのための "機会" に急速に "格差" 現象が滑り込んでいる点に注意をむけなければならないはずであろう。

 さて、冒頭の "ソーシャルニットワーク" というプロジェクトの話に戻るが、ここには重要な "ヒント" が潜んでいると思われる。以下、これに関して三点ほどメモをしておきたい。

1."仕事作り" という視点に集中すること!
 "起業" という言葉がありふれて口にされるようになってきたが、"起業" とは要するに"仕事作り" 以外ではない。ここで留意すべきは、半端な "シーズ志向" に走らず、"ニーズ志向" に徹することと、自身の "仕事" に閉じこもらずに、欲する人たちに "仕事" を "シェア" できるかたちがベストとなる点。

2."仕組み(ビジネス・モデル)作り" を外すわけには行かない!
 "仕事作り" を "ニッチ" 探求型で追及するとしても、"出来合い" の対象があると考えるのは甘い! "仕組み(ビジネス・モデル)作り" の知的プロセスが不可避と考えなければならない!

3."ソーシャルメディア" を "一点突破" 的に活用!
 "ソーシャルメディア" とは、人と人との "つながり" である。"仕事" の片方では "持続性" が要求され、それは "儲ける" ことなしでは済まない。
 "儲ける" という漢字は、 "人ベン" と "諸" で形作られて、 "諸人(もろびと)" の関与を示唆して余りある。
 "ソーシャルメディア" こそは "諸人の関与" そのものであり、ここに "お宝" が埋まっていることは言うをまたない。
 ただし、当然のこと、"お宝" を引き出すのか、"お賽銭" に終わるのか、あるいは "炎上" や "詐欺" で自滅するのか、その幅は広い......。
 "ソーシャルメディア" で "ヒマ潰し" をしたり、どうせ大したことになろうはずがない "お賽銭" 漁りに奔走するヒマはなさそうだ。
 "仕事" のもう片方に控えている "社会的貢献!"( "Social Good" )にこそ比重をかけなければ、"ソーシャルメディア" は回って行かないはずだ。

< 被災地で編み物の仕事作り-買い手×編み手 マッチメイク会

 今、第3世界ショップでは、26年間のフェアトレード※ 引用者注 )の経験を生かして被災地での編み物プロジェクトを行っています。お客様から提供していただいた毛糸を会津や宮古の編み手さんへ送り、手編みでニットを作り販売することで、生きがいある仕事をつくっていこう、という取り組みです。
現在50名以上の方々が買い手として応援してくださっています。

 現在、私たちの元に編み手さんからぞくぞくと製品が届いており、編み手さんからは、「誰かのために何かをすることで、生きる希望がわいてきた」など、うれしい声が届いています。

 今回のイベントでは、毛糸を提供してくださった方と、ニットを編む人と、買う人とを、インターネットで全国をつなぎます。編み手さんへ応援メッセージを届けることで、人と人との心あるつながりの中で生まれる生きがいのある仕事作りとはどういうものなのか、感じていただく機会となればと思っています。人と人とのつながりに心動かされる、内容の濃いお話をお届けできることと思います。
 編み手さんと会場をつなぐこの機会に編み手さんに直接声を届け、応援しに来ませんか?
ご参加、お待ちしています。

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「編み物で生きがいづくり*ソーシャルニットワークプロジェクト」
毛糸を提供してくれた人×毛糸を提供してくれた人×編む人×買う人とをつなぐマッチメイク会!
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■日 時:10月15日(土)15:00~16:30

■会 場:「アサンテサーナ・カフェ」

■参加費:1000円(ドリンク付き)

■参加者:ニットプロジェクトに参加されている方、されようとされている方、このプロジェクトに関心のある方

■講師:
総合司会 樋口わかこ(第3世界ショップ)当日は、宮古と会津若松の編み子さんとも中継して声と想いを繋げます。宮古会場(奥谷京子・ニットデザイナー三園麻絵)
会津若松会場(事務局長見習い高野良恵・屋宜菜々子)

■主催:ソーシャルニットワークプロジェクト(WWBジャパン、第3世界ショップ)

■フェアトレードの経験と被災地での仕事づくり
私たちは今26年間のフェアトレードの経験を活かして、福島県会津若松、岩手県宮古市で「編み物で生きがいづくりプロジェクト」に取り組んでいます。被災地で編んでいる方からは、「手を動かしていると自然と前向きになれるのね」、「待っている人がいるから大切に編むわね」との声を頂き、このプロジェクトを通して「生きがい」=「仕事」づくりの大切さとその必要性を痛感しています。

■毛糸を提供してくれた人・編み手・買い手の温かい連鎖
また、編み進めている糸は全国の130名を超える方からリサイクル毛糸を提供いただきました。毛糸の荷物に添えてあったのは「母の思い出を被災地の皆さんに役立てられて嬉しい」とのメッセージ。そして現在50名を超える方が前払いで買って応援しようとその輪が広がり、人を想いやる気持ちの連鎖がこのプロジェクトを支えています。
今私たちの元には編み手さんからはぞくぞくと出来上がった作品が到着しています。

■製品が届きました!温かい連鎖をつなぐイベント開催!
今回はそんな多くの方々の想いがつまった作品をお披露目し、買い手さんとをマッチメイクします。当日は生中継で岩手、福島から編み手さん、全国の毛糸提供者の皆さ ん、 買い手の皆さんをつなぎます。どんな方が編んだのか、 どんな方が毛糸を送ってくれたのか、どんな方の手に届くのか知り、一緒にニットを通してつながる会にしたいと思っています。遠方の方にもご参加いただけるように インターネットでの参加も準備しております。新たに購入予約したい、関心があるという方も もちろん参加できますので、ぜひご参加お申込みください。お待ちしています。
被災地で編み物の仕事作り-買い手×編み手 マッチメイク会


 ※ 引用者注 

< フェアトレード(公平貿易)とは About Fairtrade

フェアトレードって何?

 「フェアトレード」、直訳すれば「公平な貿易」。現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」として始まった運動がフェアトレードです。国際的フェアトレード・ネットワークFINE(Note1)では、「フェアトレード」を以下のように定めています。

 フェアトレードは、対話、透明性、敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップである。特に「南」の弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フェアトレードは持続可能な発展に貢献する。フェアトレード団体は(消費者に支持されることによって)、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組む事を約束する。 ...... >フェアトレード(公平貿易)とは About Fairtrade/フェアトレイド・ラベル・ジャパン


 さまざまな可能性がある "ソーシャルメディア" だが、その喫緊のテーマとしては、とりあえず "仕事作り" という課題に焦点を絞り込むことなのかもしれない...... (2012.01.07)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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