今、各企業によるソーシャルメディアの活用はますます高まっている。そして、どう展開すれば効果的なのか、奏功するのかと、各企業が鎬(しのぎ)を削っていそうだ。
そんな中で、"ソーシャルメディア活用ランキング" というものが発表された。
下記に引用したサイト記事(【 引用サイト記事 1 】:「 ソーシャルメディア活用ランキング、1位ユニクロ--20万人を店舗に 目黒譲二/CNET Japan/2012.02.23 」)がそれである。
第一位は "ユニクロ" であったという。で、"どうしてそうなのか?" が当然、関心の焦点となるはずだ。
当記事中には、<既存のブランド力に加え、Facebookとの連動企画で、店頭で位置情報登録すると、その場で最大2000円の割引クーポンが当たるキャンペーンを実施。20万人超を店舗に誘導し、売り上げにつなげた。>とある。
そこで、この調査が実施された<2011年12月28日~2012年1月17日>の直前に実施されていた "キャンペーン" について下記引用サイト記事(【 引用サイト記事 2 】:「 ユニクロ、Facebook チェックインで2,000円クーポンなどがもれなく当たる「UNIQLO CHECK-IN CHANCE」を開催/japan.internet.com/2011.11.17 」)を振り返ってみた。
確かに、この "キャンペーン" はまさに<創業62周年>に向けた "総力戦" の観を窺わせる。
企業による "ソーシャルメディア活用" の "お手本" さながらだと言うほかなさそうだ......。
【 引用サイト記事 1 】
ソーシャルメディア活用ランキング、1位ユニクロ--20万人を店舗に 目黒譲二
日経BP社は2月22日、企業のソーシャルメディアの活用度をランキング化した「ソーシャル活用売上ランキング」を発表した。
調査では、Facebookファン数とTwitterフォロワー数の合計値が高い企業とブランド(ネット専業企業などは除く)を調査対象として抽出。ソーシャルメディアのファン数やフォロワー数、活性度合から、どの程度顧客にリーチできているかを示す数値「リーチスコア」を算出した。
こうした企業からの働きかけに呼応して、消費者の行動が商品購入やサービス利用へと実際に変化したかを把握するアンケート調査も実施して「消費行動スコア」を算出。リーチスコアと消費行動スコアを統合し偏差値化したものを「総合スコア」として、総合スコア上位20位までをランキングにまとめた。
総合スコア81.0で1位となったのは、ユニクロだった。既存のブランド力に加え、Facebookとの連動企画で、店頭で位置情報登録すると、その場で最大2000円の割引クーポンが当たるキャンペーンを実施。20万人超を店舗に誘導し、売り上げにつなげた。2位は75.6でローソン、3位は75.2で無印良品が続く結果となった。
業界別にみると、総合9位の日本サブウェイを筆頭に、マクドナルド(10位)、モスバーガー(11位)、ケンタッキーフライドチキン(15位)と20位内に4社をランクインさせたファストフードが最多。日本サブウェイは、女性の消費行動スコアが全業種の中でも4位と高く、総合スコアで業界トップとなった。
コンビニエンスストアからも3社がランクインし、ローソン以外にもファミリーマート(18位)、セブン-イレブン(20位)が入った。売上高トップのセブン-イレブンが今回の調査では業界内3番手となったのは、リーチスコアが他2社より大幅に低いことが要因となっている。
消費者と接する機会の多いこの2業界は、各社ともにソーシャルメディア活用に積極的で、消費者へのリーチを広げながら、それを来店や購買へとうまく循環させているとみられる。
アンケート調査は2011年12月28日~2012年1月17日に日経BPコンサルティングのインターネット調査システム「AIDA」を使って実施された。有効回答数は1万5164人。
( 「 ソーシャルメディア活用ランキング、1位ユニクロ--20万人を店舗に 目黒譲二/CNET Japan/2012.02.23 」 )
【 引用サイト記事 2 】 ※ 注. 当記事のキャンペーンは既に終了!
ユニクロ、Facebook チェックインで2,000円クーポンなどがもれなく当たる「UNIQLO CHECK-IN CHANCE」を開催
ユニクロ を傘下に置く株式会社ファーストリテイリングは、今年で創業62周年を迎える。これを記念して、2011年11月19日~11月21日の期間中「ファーストリテイリング創業感謝祭」を実施予定で、16日から同感謝祭に付随した Web キャンペーン「 UNIQLO CHECK-IN CHANCE 」を開催している。
「UNIQLO CHECK-IN CHANCE」は、全国のユニクロ店舗(スポット数:851店舗)にて携帯電話およびスマートフォンから Facebook のチェックインを行うと、ファーストリテイリング創業感謝祭で利用できるクーポンがその場でプレゼントされるもの。
キャンペーン QR コードまたは URL(http://www.uniqlo.com/checkin)から「UNIQLO CHECK-IN CHANCE」へアクセスし、サイト上で Facebook にログインをして今いるユニクロ店舗へチェックインする。「2,000円」「1,000円」のクーポンが計2万名、「100円」クーポンが参加者全員にプレゼントされる。
また、本キャンペーンと連動した「グローバル旗艦店ツアー」も抽選で当たる。参加者の総チェックイン数に応じてユニクロの旗艦店の行き先が増えるのが特徴で、現在ユニクロの旗艦店は「大阪」「上海」「ロンドン」「ニューヨーク」にある。
16日の7時から始まった同キャンペーンは、17日16時時点で総チェックイン数が2万1,000人を突破。ユニクロの銀座店では、スマートフォンや携帯電話でチェックインをする来店者の姿が多く見られた。
「ファーストリテイリング創業感謝祭」では、ヒートテックやウルトラライトダウンなどの、冬を代表する同社商品を特別価格で販売する。また、11月19日はフリースシリーズ、11月20日は暖パン、11月21日はメリノニットを記念価格で提供する。
感謝祭初日は、全国361店舗を午前6時に開店させ、早朝から並んでいる先着100名には朝食を配る。午前6時までに来店し、3,000円以上商品を購入すると先着300名(合計約11万名)にオリジナルのフリースブランケットをプレゼントする。フリースブランケットは8色の中から好きなものを選べる。
(「 ユニクロ、Facebook チェックインで2,000円クーポンなどがもれなく当たる「UNIQLO CHECK-IN CHANCE」を開催/japan.internet.com/2011.11.17 」)
ソーシャルメディア活用ランキング第一位、ユニクロの "キャンペーン" はまさに"創業62周年"に向けた "総力戦" の観を窺わせる。企業による"ソーシャルメディア活用"の"お手本"さながらだと言えよう。イベントなど開催を並行させて、"シナジー効果" を狙うことがポイントか...... (2012.02.25)
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