最近は "iMac"(OS X Lion)を頻繁に利用している。例の "Apple/iBooks Author(eBook editor)" が誘い水であったわけだが、"iMac" 自体の使い勝手上の "センスの良さ"( "エレガント" 【 引用記事 1 】)が、そうさせているのかもしれない。
特に、"iPad,iPod touch" などとの "連携具合の良さ" が快適だと感じている。"USB" 接続や "Wi-Fi" 接続で連携することが相変わらず多いのが実情ではあるが、せっかくの "5GBの無料ストレージ" (【 引用記事 2 】)もあるため、有効に活用(?)したいと考えている。精選して利用しないと "5GBの無料ストレージ" なぞはすぐに "満杯" 状態となってしまうからだ......。
"クラウド(Cloud)" の便利さを実感したのは、実を言うと "Evernote" であった。複数のPCや "iPad,iPod touch" などにアプリ/"Evernote" をイントールしておくと、そこで作成したデータ類は "クラウド(Cloud)" のストレージに保存される。だから、どこでPCや "iPad,iPod touch" を使っても "一元的" に "Evernote" のデータが活用可能となる。
ただ、こちらも "無料ストレージ" が "月間60MB" に限定されているため、有料のストレージである "プレミアムにアップグレード" しなければならなくなることを注意(?)している......。
ところで、"クラウド(Cloud)" の特徴としてよく "プッシュ" という言葉が使われる。
【 引用記事 2 】でも< iCloudはあなたのコンテンツを保存し、あなたのすべてのデバイスにプッシュします。>と述べられている。
この "プッシュ" とは、"クラウド・システム" 側が、保存されたデータを他のすべてのデバイスに "自動的に配信" する機能のことである。これによって、ユーザーは、自分が任意のデバイスで保存したデータをどのデバイスを使っても等しく活用できることになる。また、"同期" 方式のように、ユーザーがデバイス毎に "同期をする" というアクションを起こさずに済むため、手間が掛からないというわけだ。
こうした "クラウド(Cloud)" のシステムを、個人でも手軽に使えるようにしたものが、"パーソナルクラウド" と呼ばれるものであり、"iCloud" は、アップルのデバイス全般に、しかも "エレガント" に適用されているのだ。
<アップルの真の強さは iPadではなくiCloud!!>である、とする見立ては、確かに、なるほど! と頷かせると言えそうである......。
【 引用記事 1 】
<パーソナルクラウド>アップルの真の強さは iPadではなくiCloud!!
Readwritewebの記事ですが、皆、新 iPad,にばかり目が行ってるけど、本当のアップルの強さはパーソナルクラウドのiCloudであり、エレガントな仕組みを生み出す強さだと述べています。
パソコンに代わる新しい個人コンピューティング(新たなパーソナルコンピュティングのスタイル)は iPad, iPhone, iPod, Apple TV, the Macが組み合わさってポストパソコンSevicesを生み出します。そしてそれを束ねる「サービス支配論理の仕組み」がiCloudと言う訳ですね。
これをエレガントに実現できるのはアップルしかないと!!
Samsung, Nokia, HTCはハードの会社であり、ソフトウエアはおろか仕組みのマネなどできない、app stores, だけではなくcloud-basedの吸引力(iCloud のような)が無いと到底、アップルには太刀打ちできない(ましてや日本の家電は論外)と言ったトーンです。
アマゾンは必死にがんばっているけど・・・・美しくない。
またグーグルはパソコン時代の申し子ではないが、自社でハード機器を作っていないのでクラウドの仕組みがエレガントでない。だから Motorola を買ったんだろうと述べています。結局、ハード機器と仕組みと情報コンテンツが一体化した閉鎖的な仕組みを作らないとエレガンスは出てこないと言う指摘です。
この点はMicrosoft にも当てはまります。
また Dropboxやボックスなどは iCloudのお陰で株の値段が上がるだろうと書いてあります。
未だ見えないアップルテレビが「何か恐怖」に感じられる秘密が iCloudですね。
★★ iCloud, Not the New iPad, is Apple's Real Key to the Post-PC Revolution
( <パーソナルクラウド>アップルの真の強さは iPadでは無くiCloud!!/Social Networking.jp/2012.03.19 )
ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter
【 引用記事 1 】
アップル - iCloud - iCloudはあなたのコンテンツを保存し、あなたのすべてのデバイスにプッシュします。iCloudとは?
iCloudはあなたの音楽、写真、書類などを保存して、あなたのすべてのデバイスにワイヤレスでプッシュします。すべてが自動で、手間がかからず、シームレス。すべてが思いのままです。
あなたのコンテンツを、あなたのすべてのデバイスで。
iCloudは、決して空に浮かぶハードドライブといった単純なものではありません。あなたが毎日使うすべてのデバイスにあるあらゆるコ ンテンツを、思いのままに使えるようにするための最高に簡単な方法です。コンテンツは自動的かつ安全にiCloudに保存されるので、iPhone、 iPad、iPod touch、MacまたはWindowsパソコン上でいつでも使えます。音楽、アプリケーション、最近撮った写真などへ、どのデバイスからでもアクセスできるだけでなく、Eメール、連絡先、カレンダーも、すべてのデバイスで、いつでも最新の状態にしておけます。シンクは不要。管理する必要もありません。事実、あなたはまったく何もしなくていいのです。かわりにすべてをiCloudがやっておきます。
すべての新しいAppleのデバイスに内蔵
すべての新しいiPhone、iPad、iPod touchにはiOS 5が、すべての新しいMacにはOS X Lionが搭載されています。それはつまり、あなたが新しく購入したApple製デバイスは、はじめからすべてiCloudに対応する、ということです。
使い方は簡単。設定も簡単。
実に簡単に使えるiCloud。設定も例外ではありません。ほんの数ステップで、あなたのすべての大事なコンテンツをiPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windowsパソコン上でいつでも最新の状態に保てるようになります。
たっぷり、を無料で。
iCloudに登録すると、自動的に5GBの無料ストレージが使えるようになります。iCloudがコンテンツを保存する方法を考えると、これはかなり十分な容量。というのも、あなたが購入した音楽やアプリケーション、ダウンロードした本、そしてフォトストリームの写真は、この無料のストレージを使わないからです。Eメール、書類、カメラロール、アカウント情報、各種設定、そのほかのアプリケーションのデータなどは それほどスペースを必要としないので、5GBはかなり余裕たっぷりだということが実感できるでしょう。もっと多くのストレージスペースが必要になった場合は、ストレージのアップグレードをあなたのデバイス上で簡単に購入することができます。 ......
( アップル - iCloud - iCloudはあなたのコンテンツを保存し、あなたのすべてのデバイスにプッシュします。/apple.com )
IT デバイスの魅力とは、個々のデバイス( "iPad" など)の魅力でもあるわけだが、ユーザーにとっての真の魅力とは、"活用のシチュエーション" に照らして工夫された "包括的なシステム" だろうと思う。
そうした意味では、"パーソナルクラウド・サービス" をスマートに組み込んだ "iCloud" サービスは、実に当を得たシステムだと言うほかない...... (2012.03.22)
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