PCに替って "タブレット" が益々人気を高めている現状だが、そんな中、"タブレット" 自体のシェアでは Amazon の "Kindle Fire" が急速にシェアを拡大させているとのことだ。( 参照【 引用記事 1 】:「Kindle Fire、ついに米国Androidタブレットの過半数に(comScore調べ)」/TechCrunch JAPAN/2012.04.27 )
米国の "Android タブレット" 市場シェアでは、"54.4%" を占め、過半を制したと言う。世界中には数多くの "Android タブレット" メーカーが犇めいているが、その中での "54.4%" とはまさに "断トツ!" ぶりだと言うほかない。
また、"全タブレット" シェアでも Apple の "iPad" にも迫る猛追撃ぶりのようだ。
"全タブレットトラフィック" の最新の比率では、Apple の "iPad" が "48%" であるのに対して、Amazon の "Kindle Fire" は "33%" にまで追い上げていると言う。( 参照【 引用記事 2 】:AndroidとiOSでモバイル広告トラフィックの91%を占める。Kindle Fireはタブレット全体の33%(Jumptap調べ)TechCrunch JAPAN/2012.03.07 )
一体何がこうした推移を生み出しているのだろうか? 下記引用記事では、次のように述べている。
<Amazonが成功した要因は、価格破壊(199ドル)、そしてコンテンツ豊富な製品にするために、Amazon自身のコンテンツを活用するだけでなく、多数のタブレットユーザーを獲得することで、専用アプリを作ってくれるサードパーティー・デベロッパーを巻き込んだことだ> と。
すでに、その "Kindle" 電子書籍事業が "年内にも日本参入" という動きも伝えられている。( 参照 「Amazon:"Kindle"電子書籍事業全般,年内にも日本参入へ! "新・Kindle Fire"は?」( 当誌 2011.04.16 ) )
タブレットユーザーとしては、Apple の "iPad" と Amazon の "Kindle Fire" "とを "両睨み" しなければならないことになりそうだ......。
【 引用記事 1 】
「Kindle Fire、ついに米国Androidタブレットの過半数に(comScore調べ)」
Amazonが四半期収支を発表する同じ日にcomScoreが発表したある調査結果は、2011年11月のKindle Fire発売以来の同社の業績をものがっている。
調査によると、2012年2月現在、AmazonのKindle Fireは米国の全タブレット中54.4%を占めている。現在市場に出ているAndroidタブレットの種類の多さを考えると、いかに圧倒的なリードであるかがわかる。Samsung Galaxy Tabシリーズ全タブレットを合わせても市場の15.4%にしかならず、Xoomが7%で続いている。
これはSamsungのような会社にとって、情けない状況である。同社は市場に様々なサイズのデバイスを投入しているだけでなく、Androidタブレットの分野では先駆けの一人だった。そしてこれらの数字は、Sonyがタブレットやモバイル全般で存在感を高めようしている戦いが、いかに先の長いものであるかを強調している。
一方、シェアの小さなメーカーが数多くいるという現状は、期せずしてMicrosoftがOEMに対して、AmazonとAppleからシェアを奪うべく自社プラットフォームを試すよう誘惑する機会を与えている。iPadは未だにダブレット全体で最も普及している ― だだし販売シェアは落ちてきている。AmazonはAndroidのカスタマイズ版を使っているが、これ以外、消費者の本格的Android利用を進展させたものはない。
またこれは、もしAmazonがAndroidの派生製品で成功すれば、他にも同じ道をたどるところが出てくる可能性があることを示している。
もちろん、タブレット市場で成功する製品を作るためには他にやることがいくらでもある。Amazonが成功した要因は、価格破壊(199ドル)、そしてコンテンツ豊富な製品にするために、Amazon自身のコンテンツを活用するだけでなく、多数のタブレットユーザーを獲得することで、専用アプリを作ってくれるサードパーティー・デベロッパーを巻き込んだことだ
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)
( 「Kindle Fire、ついに米国Androidタブレットの過半数に(comScore調べ)」/TechCrunch JAPAN/2012.04.27 )
【 引用記事 2 】
...... タブレットでは、Amazonが強力なライバルとしての存在を証明している。少なくとも利用量に関して。1月には全タブレットトラフィックの33%を占め、下の表にあるように、このシェアは過去3ヵ月急増しており、タブレットのトラフィック自身の成長をも上回る早さだ。Appleのシェアは、ちなみに4ヵ月で最低の48%だった。他のタブレットメーカー勢力も同様だった。 ......
( AndroidとiOSでモバイル広告トラフィックの91%を占める。Kindle Fireはタブレット全体の33%(Jumptap調べ)TechCrunch JAPAN/2012.03.07 )
これで、"Android タブレット" における "合従連衡(がっしょうれんこう)" は、Amazon "Kindle Fire" の強力な磁力によって大きく作用されていくのであろうか...... (2012.04.28)
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