最近、"AR(拡張現実)" という新しい言葉【 注.参照 】をしばしば目にするようになった。
"下の画像" は、その "AR(拡張現実)" の技術を試しに味わわせてもらった display 画像である。
背景の現実の光景の手前に、宙を浮くようなアルファベットの文字が円環を作ってグルグルと回っている。つまり、"バーチャルリアリティ(VR)" のように "仮想空間" だけの光景が展開するのではなく、"現実の光景" と一体化された光景が展開する、というのが "AR(拡張現実)" の世界なのだそうだ。(真ん中の紙片に印刷された "QR コード" のようなマークが......)
【 注.】
< 拡張現実(かくちょうげんじつ)とは、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。英語の Augmented Reality の日本語訳であるため、それを日本語発音した「オーグメンテッド・リアリティ」や、省略形のARも用いられる。......
拡張現実はバーチャルリアリティ(VR)のバリエーションのひとつであり、その時周囲を取り巻く現実環境に情報を付加・削除・強調・減衰させ、文字通り人間から見た現実世界を拡張するものを指す[1]。
VRが人工的に構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、拡張現実は現実の一部を改変する技術である。
例えばバーチャルリアリティでは、仮想の部屋に居て、仮想のテーブルに置かれた仮想のティーポットを見ているかのような五感情報を人に提示するのに対し、拡張現実では人が実際に居る現実の部屋のテーブルの上に、仮想のティーポットが置かれているかのような情報提示を行う。
コンピュータにより現実を強化することから強化現実と呼ばれることもある。現実環境を情報ソースとして用いることから必然的にリアルタイム処理を必要とする場合が多い。技術課題としてはバーチャルリアリティでのそれに加えて、仮想物体と現実環境・物体との相互作用、例えば視覚要素では照明、影、接触、オクルージョンなどを解決することが特に課題になる。......
>( ウィキペディア )
冒頭の "実験" へと誘ってくれたのは、下記引用サイト記事:デジタル時代の「飛び出す絵本」? AR を活用した「Between Page and Screen」[百式管理人]/japan.internet.com/2012.04.24 なのである。
デジタル時代の「飛び出す絵本」? AR を活用した「Between Page and Screen」[百式管理人]
「Between Page and Screen」は、AR を活用した詩集だ。文字の見せ方がなんとも立体的で素敵である。同サイトにあるデモ動画をぜひ観てもらいたい。
AR を使うのでカメラがついた PC が必要ではあるが、その面倒さを上回る驚きがあるだろう。
これからの時代の「飛び出す絵本」は AR が代替していくかもしれないですな、と思える新感覚なサービスだ。
サイト名:Between Page and Screen
http://betweenpageandscreen.com/
興味津々のサイト:「Between Page and Screen」には、まるで "手品か魔法" のような光景が繰り広げられる"デモ動画" がある。これは必見であろう。
とともに、冒頭の "実験" までさせてもらえるのだ。必要な小道具は、"Web Camera" だけである。
サイト上の案内にしたがって以下のような、"A4 サイズ" の PDF を印刷し、それを、まるでスーパーのレジの "バーコード・リーダー" さながらに、"Web Camera" にかざすだけで冒頭の画像のような不思議な光景が表示されるのだ。
今のところ自分には、いや今後もそうだろうが、こうした "手品か魔法" のような技術的な仕組みは分からない。だからこそ興味津々なのだが、まさに<「飛び出す絵本」>といった趣きがある...... (2012.04.25)
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