Google の "オンライン ストレージ「Google Drive」" が、"やっと" と言うべきか、 "とうとう" と言うべきか登場した。(下記【 引用サイト記事 】参照 )
そんな印象を受けるのも、"クラウド" 型の "オンライン ストレージ" は、各社が Dropbox、SkyDrive(Microsoft)、iCloud、Box などを提供しており、目新しくはなくなっているからだ。
"新規性" は何なのか、どんなメリットが盛り込まれているのか、そこに関心が集まるはずだ。
◆参照 「Google DriveをDropbox、SkyDrive、iCloud、Boxと比較しました。」/GIZMODO/2012.04.26
「Google Drive」の特徴を、次のように表現する記事があった。
<グーグル・ドライブはグーグル・ドックスの進化版だ。>( 【コラム】早速グーグル・ドライブを試してみた/THE WALL STREET JOURNAL/2012.04.25 )
<...... ドロップボックスとグーグル・ドライブの1つの大きな違いは、後者はただ保存し閲覧するだけではなく、ファイルの作成・編集が可能だということだ。グーグル・ドライブにはグーグル・ドックスに使われている基本的なワードプロセッサー、スプレッドシート、プレゼンテーション用や他のアプリが含まれているからだ。
しかし、落とし穴もある。保管した文書がマイクロソフト・オフィスのフォーマットだった場合、閲覧しかできない。編集するにはグーグルのフォーマットに変換するコマンドボタンをクリックするか、もしくはオフィスのファイルをアップロードする際に変換する設定をしなければならない。......>( 同上 )
"グーグル・ドックス" をはじめとする、グーグル傘下のアプリとの連携をユーザーがどう受けとめるのかが焦点となっていそうだ......。
【 引用サイト記事 】
オンライン ストレージ「Google Drive」登場、無料で 5GB、最大 16TB
米国 Google は2012年4月25日、無料で 5GB まで利用可能なオンライン ストレージ サービス「Google Drive」の提供を開始した。さまざまなデータを保存し、共有したりコラボレーションしたりできる。現在対応しているクライアント デバイスの OS は Windows/Mac OS X/Android で、iOS にも対応する予定。ストレージ容量は有料で増やせる。月額料金は、例えば合計 25GB で2.49ドル、100GB で4.99ドル、1TB で49.99ドル。最大の 16TB まで増やすと月額799.99ドル。
Google Drive はクラウド環境にデータを保存するため、職場や家庭だけでなく、外出先など場所を問わずデータにアクセスできる。Windows パソコンと Macintosh(Mac)のほか、Android アプリケーションを使ってスマートフォンやタブレット端末でも利用可能。iPhone/iPad などから使えるようにするため、iOS アプリケーションも開発中。
写真やビデオ、PDF ドキュメントなど、任意の形式のファイルをアップロードできる。Google の各種サービスと連携しており、Google Drive から写真を SNS「Google+」へ投稿する、Web メール「Gmail」で送信するメールに Google Drive 上のファイルを添付する、といった作業が行える。また、オンライン オフィス アプリケーション「Google Docs」との連携についてはリアルタイム文書の共有/コラボレーションが可能で、文書にコメントが付けられた場合は通知が受け取れる。
Google Drive に保存したファイルは、ファイル形式やキーワードなど、さまざまな方法で検索できる。OCR 機能も備え、スキャンした新聞記事の画像などを対象とするテキスト検索も行える。まだ開発の初期段階にあるが、画像認識機能も利用可能。Google は、旅行で撮ったグランド キャニオン(Grand Canyon)の写真を Google Drive に入れておくと後日「Grand Canyon」というキーワードで検索できる、という利用例を紹介した。
Google は Google Drive をオープンなプラットフォームとして運営しており、サードパーティ製のアプリケーションとも連動する。Web ブラウザ「Chrome」用アプリケーション/拡張機能/テーマの販売サイト「Chrome Web Store」では、ファクシミリ送信やビデオ編集といったさまざまな機能を実現できる 各種 Google Drive 対応アプリ を用意している。
各種 Google Drive 対応アプリ
なお Google Drive で有料のストレージ容量追加サービスを利用すると、そのユーザーの Gmail ストレージ容量が 25GB に増やされる。また Google は Google Drive の提供開始に合わせ、これまで 7.5GB だった Gmail の無料ストレージ容量を 10GB に増やした。
( オンライン ストレージ「Google Drive」登場、無料で 5GB、最大 16TB/japan.internet.com/2012.04.25 )
こうして "クラウド" 型の "オンライン ストレージ" が急速に普及し始めると、ユーザーはもはやデータを手元に置く時代ではなくなったと言うべきか......。"個人情報の保護" が益々重要となるわけだ...... (2012.04.27)
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