今、"モノ探し"は"Google検索"から"Social キュレーション"の"Pinterest"等へ!? ......

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 "情報過多の現代" において、もはや "検索" サービスは不可欠となっている。
 しかし、その一方で、<えっ、こういう情報が欲しかったわけではないのに>(下記引用サイト記事:「ほしいモノは「ソーシャル・キュレーション」で探せ、米で急拡大 ネットのアルゴリズム検索はもう古い?」/日本経済新聞/2012.04.19 )という "もどかしさ" に見舞われるのも実情......。

 そうした現状だから、"ソーシャル・サーチ" というアプローチが関心を集めているわけである。このブログでも以下のように注目したことがある。

<<⑤ ソーシャル・サーチ(検索)の進歩>についてだが、"ソーシャルメディア" を活性化させた原因でもある "情報過多の現代" にあっては、"情報検索" 自体が困難を極めるわけであり、最悪の場合には、何をどう検索すれば自身の関心情報に辿り着けるのかを思い煩うことにもなりかねない。
 この困惑を、"ソーシャルメディア" に蓄積された人々の同種の情報(ex.知恵袋、質疑問答etc.)を還元することで救おうとするのが、"ソーシャル・サーチ(検索)" の考え方かと思われる。>
Socialメディア来年の動向:Social-コマースの成長! Social-サーチ(検索)の進化!( 当誌 2011.11.29 )

 今回、取り上げる下記引用サイト記事は、こうした流れの好例だと思われる。"ソーシャル系サービス" の "「ピンタレスト(Pinterest)」" と "「Snip.it(スニップ・イット)」" である。
 今後、こうしたサービスや "ソーシャルメディア" を活用した "検索" が人気を集めそうな気配である。

  ◆参照 「Pinterest Guide Pinterestを楽しむための情報サイト『ピンタレストガイド』」

 ほしいモノは「ソーシャル・キュレーション」で探せ、米で急拡大

 米国で「ソーシャル・キュレーション」系と呼ばれるネットサービスの利用が広がっている。...... ソーシャル・キュレーション系のサービスを使うと、ネット上に無数にある情報を関心のあるトピックに合わせて取捨選択し、1カ所に集められるうえ、その後ネットを通じて友人や不特定多数の閲覧者と簡単に共有できるようになる。

 ソーシャル・キュレーション人気の代表格といえば、ネット上の画像の"収集と共有"を可能にした「ピンタレスト(Pinterest)」だ。子供の頃、雑誌などで見つけた写真を切り抜いて壁に貼ったり、透明のデスクマットのなかに収集したりした経験をもつ人は多いはず。同じことをネット上で可能にしたのがピンタレストだ。


 ネット上で気にいった画像があったら、利用者は「ピン(選択)する」機能をクリックするだけで、ピンタレストの自分のページに画像が収容される。他人が集めた写真"集"も閲覧可能で、趣味の似た利用者がいたら、その収集活動を「フォロー(追跡)」し、そこで見かけた"いい写真"をさらに自分のページに取り込むこともできる。

 この"簡単さ"と"楽しさ"が受けて、利用者が急拡大。米調査会社コムスコアによると、3月時点の米国の月間利用者数は1870万人と、半年で約10倍に増えた。

 ピンタレストが画像専門の収集・共有サイトだとすると、新聞や雑誌などの記事のキュレーショを可能にしたサービスが「Snip.it(スニップ・イット)」だ。スニップとは英語で「はさみで切る」という意味で、まさに記事の切り抜き集を保存、共有できるようにしたもの。...... すでに日本語にも対応しており、1000人程度の利用者がいるという。

 利用者は、新聞や雑誌のサイトに加え、ブログや情報サイトなどで面白い記事を見かけたら「スニップする」機能をクリックして、自分のページ上に収集していく。「政治」「ファッション」などカテゴリー別の収集が可能で、過去に集めた記事を探すのも簡単だ。......

 ◇◇◇◇◇

 「グーグルの利用回数は減っているね」と、スニップ・イットのアディーブ氏。かつてならネット上で探しモノがあったら必ずグーグルのサイトを使っていたが、最近では「料理の写真」「中東情勢に関する記事」など探すモノに目星がついているときにはソーシャル・キュレーション系のサービスを活用する。すでに誰かが目を通して仕分けしてくれた情報のなかから該当する情報を探す方が、探し物が見つかる確率がずっと高いからだ

 「えっ、こういう情報が欲しかったわけではないのに」――。グーグルでキーワード検索して、その検索結果になんとなく満足できなかった経験を持つ人は多いはず。これが機械的なアルゴリズムに頼ったネット検索の限界だったが、ソーシャル・キュレーションの台頭でアルゴリズムに「大衆(ソーシャルな)の知」を組み合わせることが可能になった。ネットを通じた「情報探し」の方法は、少しずつ変化し始めている。

(ニューヨーク=清水石珠実)「ほしいモノは「ソーシャル・キュレーション」で探せ、米で急拡大 ネットのアルゴリズム検索はもう古い?」/日本経済新聞/2012.04.19

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 機械的なアルゴリズムに頼ったネット検索の限界が、ヒューマンな「大衆(ソーシャルな)の知」によって置き換えられようとしている時代の推移は、実に興味深い...... (2012.04.22)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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