ギリシャ格下げで対ドル/ユーロ円急上昇!株急落8,611円(今年最大の265円安)! ......

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 その "明るさ" はどの程度なのか? 世界経済を "奈落の底" へと突き落としかねない "欧州不安"、その中心となっている "ギリシャ" の世論が、現時点では<反緊縮派の急進左派連合>に "距離を置く" 判断をし始めている(?!)、というのである。( 【 引用記事 3 】:ギリシャ、緊縮派が支持率トップに ユーロ離脱懸念 反緊縮派を逆転/日本経済新聞/2012.05.18
 もし、この動きが高まれば、"ギリシャのユーロ圏離脱" のリスクは軽減するのであろうか......。まだ半月以上先の "再選挙" なので行方は定かではないが......。

 ところが、折から、あの<有力格付け会社のフィッチ・レーティングス>が、<ギリシャの長期債務格付けを「シングルBマイナス」から「トリプルC」へ引き下げた>という "ギリシャ格下げ" をしたためか、世界の金融市場の動きは、"資産リスク回避" に向け大荒れに荒れることとなった。( 【 引用記事 2 】:フィッチ、ギリシャを格下げ 「ユーロ離脱リスク高まる」/日本経済新聞/2012.05.18
 ギリシャの<「ユーロ離脱リスク高まる」>という "シビァな評価" が席巻した格好なのだ。

 こうした推移によって、"ユーロ下落、ユーロ安" が各国の金融市場を撹乱させ、とりわけ日本では<欧州債務問題が深刻化するとの懸念から株安、円高が進む展開>に結び付いたわけだ。( 【 引用記事 1 】:株急落、4カ月ぶり8600円台=欧州不安で-長期金利8年10カ月ぶり低水準/時事ドットコム/2012.05.18
 同記事の図表が奇しくも示している "ユーロ・円相場" と "日経平均株価" との "真逆の相関関係" については、まさに目を見張るものがある。いかに、日本経済と "ユーロ圏" とが緊密な関係を持っているか、そのことを改めて知らされた思いがする......。

【 引用記事 1 】

 株急落、4カ月ぶり8600円台=欧州不安で-長期金利8年10カ月ぶり低水準

 18日午前の東京金融市場は、欧州債務問題が深刻化するとの懸念から株安、円高が進む展開となった。株式市場では、日経平均株価が1月19日以来4カ月ぶりとなる8600円台に急落。......

 また、為替は海外市場に続き東京市場でも約3カ月半ぶりに1ユーロ=100円台を付けた。リスク回避の動きが加速しており、安全資産とされる日本国債への投資が膨らんだことから、長期金利は低下している。

 大手格付け会社がスペインの銀行や、ギリシャを格下げしたため、ユーロ圏経済の先行き不透明感が強まっている。株価は東証1部の9割以上の銘柄が売られる全面安で、日経平均は一時236円安まで値を下げた。......

 長期金利は、...... 2003年7月1日以来、約8年10カ月ぶりの低水準となった。 円・ユーロ相場は午前11時30分現在、100円74~76銭と前日比1円46銭の円高・ユーロ安。外為市場の関係者は「ギリシャのユーロ圏離脱の可能性などを考えると、ユーロはさらに下落するリスクが大きい」(大手外銀)と指摘している。円は対ドルでも上昇し、午前11時30分現在は1ドル=79円42~43銭と90銭の円高・ドル安だった。株急落、4カ月ぶり8600円台=欧州不安で-長期金利8年10カ月ぶり低水準/時事ドットコム/2012.05.18

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

【 引用記事 2 】

 フィッチ、ギリシャを格下げ 「ユーロ離脱リスク高まる」

【NQNニューヨーク=森安圭一郎】有力格付け会社のフィッチ・レーティングスは17日、ギリシャの長期債務格付けを「シングルBマイナス」から「トリプルC」へ引き下げたと発表した。ギリシャの総選挙やその後の組閣失敗を受け、同国がユーロ圏から離脱するリスクが高まっているためという。

 フィッチは厳しい財政緊縮を求める欧州連合(EU)などの支援枠組みについて「ギリシャ国民や政治家の不支持は明白」と強調。「6月17日の再選挙の結果、緊縮や構造改革を実行できる政権をつくれなければ、ギリシャの欧州経済通貨同盟(EMU)からの脱退はありうる」と指摘したうえで「脱退は(ギリシャの)民間債務や国家のユーロ建て債務に広範なデフォルト(債務不履行)を引き起こす可能性が高い」と警告した。......フィッチ、ギリシャを格下げ 「ユーロ離脱リスク高まる」/日本経済新聞/2012.05.18

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

【 引用記事 3 】

 ギリシャ、緊縮派が支持率トップに ユーロ離脱懸念 反緊縮派を逆転

 【イスタンブール=花房良祐】6月に再選挙を実施するギリシャで緊縮財政派の新民主主義党(ND)の支持率が26.1%で首位となった。1週間前まで支持率で先行していた反緊縮派の急進左派連合は23.7%で2位に転落した。同党が強硬姿勢を貫いているのを受けてユーロ離脱の懸念が膨らんだことが影響したもようだ。

 同国メディアが5月17日夜、世論調査結果を伝えた。調査期間は15~17日。

 緊縮財政派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は14.9%で3位だった。現時点で投票があった場合に想定される獲得議席はNDが123議席、PASOKが41議席。合わせて過半数の164議席に達し、緊縮財政を堅持する政権を樹立できる。 ...... ギリシャ、緊縮派が支持率トップに ユーロ離脱懸念 反緊縮派を逆転/日本経済新聞/2012.05.18

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 冒頭の ギリシャに関する "緊縮策/ユーロ離脱" の問題では、<最終的には政治的な妥協によりギリシャのユーロ離脱や無秩序なデフォルト(債務不履行)は避けられるとの見方が大勢だが、「再選挙に向けて緊縮策を緩めるような方向性が出れば内外からユーロ離脱への圧力がかかってくる。......>( REUTER/2012.05.18 )という見方もあり、一筋縄では行かない困難さが見え隠れしているようだ...... (2012.05.20)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ギリシャ格下げで対ドル/ユーロ円急上昇!株急落8,611円(今年最大の265円安)! ......

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://adhocrat.net/mt/mt-tb.cgi/1926

コメントする

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このブログ記事について

このページは、yasuo hiroseが2012年5月19日 00:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は、
 「米国経済回復は米製造業「メードインUSA」への回帰で?米政権の製造業再生策! ......
です。

次のブログ記事は、
 「期待の超大物ルーキー/フェイスブックを市場の救世主にさせなかった世界の苦境 ......
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック