"電子書籍" の収納を、既に何らかの "クラウドサービス" のストレージ活用でまかなっている人も多いかと思われる。アップルの "iCloud" などがその例となるし、今日の話題でもある "Dropbox" を活用しているユーザーも少なくなさそうだ。
"マルチ・デバイス" 環境での "読書" においては、iPad、iPhone、PC とたとえデバイスを替えても目当ての"電子書籍" コンテンツに即座にアクセスできるようであって欲しい。そんなところから、"クラウド" のストレージに目が向くわけだ。
とりわけ、まるでローカルPC 上のフォルダーのように手軽に扱える "Dropbox" は、別に "電子書籍" の収納に限らないが非常に便利だ。
下記引用サイト記事:電子書籍の新しい流通インフラに成長しつつある「Dropbox」、購入作品群を直接落としてくれる販売サイトも/hon.jp DayWatch/2012.05.29 によると、最近では、"電子書籍" 出版・販売サイトが、この "Dropbox" を "流通インフラ" として活用し始めているという。
その例が<プログラマー向け書籍の専門出版社「Pragmatic Bookshelf」>だ。
"Dropbox" には、設定次第で当人以外からのファイル送信が可能である点を活用し、出版社サイトの登録設定がなされれば、注文された "電子書籍" を注文者の "Dropbox" アカウント向けに送信するのだそうだ。
これによって、iPhone、iPad、Kindle、Androidなどで読書が可能となる上に、"電子書籍" が更新された際には、自動的に配信されてアップデイトされるのだという。
確かに、"電子書籍の新しい流通インフラ" へと成長する可能性を持った興味深いアプローチだと思われる。
"Dropbox" の人気の高まりからすれば注目度は次第に高まって行きそうだ......。
電子書籍の新しい流通インフラに成長しつつある「Dropbox」、購入作品群を直接落としてくれる販売サイトも
【編集部記事】無料クラウドストレージサービス「Dropbox」のユーザーは日本国内でも多いが、米国では電子書籍愛好家たちにとっても欠かせないツールとなりつつあり、電子書籍の新しい流通インフラとして成長しつつある。
たとえばプログラマー向け書籍の専門出版社「Pragmatic Bookshelf」は昨年12月から、会員が過去に購入した電子書籍作品群をまるごと、EPUB/PDF/MOBIなどユーザー指定形式で自分のDropboxアカウントに直接ダウンロード+アップデート更新させる機能を追加。Kindle直接メール送信機能も提供しているので、これらにより、ユーザーはスマートフォンやPCを問わず、Dropboxを本棚代わりに使い、好みの電子書籍ビューワで作品を楽しめるようになっている。
自社で電子書籍販売サイトを立ち上げたい出版社や個人作家、もしくはクラウド型電子書籍販売サイト運営者は、この大きな流れについて一考する余地があるだろう。【hon.jp】
問合せ先: Pragmatic Bookshelfの電子書籍Dropboxシンクサービス( http://pragprog.com/frequently-asked-questions/ebooks/read-on-desktop-laptop)
...... (2012.05.31)
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