「Windows XP」については、つい先日も以下のように書いた。
<"これらの数を見ると、私たちは、Windows XPの死の宣言が時期尚早であると安全に言うことができます。" というのは大いに頷ける。あと2年後の話だとしてもだ。>( Microsoftは,"Windows XPユーザー"に「そろそろアップデートを」と呼び掛けるが( 当誌 2012.04.11 ) )
またまた、まるで「Windows XP」の "リタイア" を惜しむかのような記事が掲載されている。下記引用サイト記事:「Windows XP」が依然首位を維持--4月のOS市場調査/CNET Japan/2012.05.02 がそれだ。
まだまだ<46.08%>という<簡単には引き下がらない!>と言った健在ぶりを示している
ただ、<市場シェアはジェットコースターのコースのように上昇と下降を繰り返し、ユーザー数が毎月わずかに増減している。>という動向が、何とも "いじらしい" 限りだ。そこで、思わず "がんばれ!ニッポン!がんばれ!エクスピー" との声援さえ添えたくなってしまう......。
「Windows XP」が依然首位を維持――4月のOS市場調査Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高森郁哉
「Windows XP」は簡単には引き下がらない。
リリースされてから10年になるWindows XPは、ここ数年の間に徐々にユーザーが減ってきているが、市場でまだかなり大きなシェアを握っている。
Net Applicationsが米国時間5月1日に発表した統計によると、Windows XPの2012年4月の市場シェアは、同年3月の46.86%から微減し、46.08%だったという。これに先立つ2011年11月以降の期間、Windows XPの市場シェアはジェットコースターのコースのように上昇と下降を繰り返し、ユーザー数が毎月わずかに増減している。
同じ時期、Windowsの最新バージョンである「Windows 7」の人気は上昇を続けている。2012年4月のWindows 7の市場シェアは38.67%で、3月の37.54%から増加した。
過去1年間の推移から、Windows 7が先行OSのWindows XPとの差を縮めていることが明白だ。2011年4月の市場シェアは、Windows XPが55.84%で、Windows 7は26.36%にとどまっていた。
だが、Windows XPは依然としてOS市場をしっかり握っている。Microsoftは、個人ユーザーと企業ユーザーの両方に対して一様に、Windows XPからWindows 7への移行を積極的に奨励し、こうした取り組みがある程度の成功を収めているのは明らかだ。しかしこれまでのところ、比較的ゆっくりで漸進的な動きになっている。
こうして、今なお「Windows XP」の "市場シェア" が話題に上ること自体が異例のことであり、その点こそが注目に値すると言うべきなのだろう。
Microsoft としては "サポート" を再延長するわけにも行かないことは分かるが、いっそのこと、ソースを "オープン化" して "ソーシャル・サポート" を促すという "太っ腹" を見せるというわけには......、行かないんでしょうね...... (2012.05.04)
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