■ 偶然にも "Sigil" が Version Up ! やはり、"ePubエディタ Sigil" とは "縁がある" ようだ。 と言うのも、 "Sigil" は、"Version Up" を期せずしてこの6月7日に実施していたのだ。 |
"右上のご案内" をしようとする時に、丁度 "Sigil" が"最新Version (0.5.901)" への"Version Up" によって、より一層 "WYSIWYG"方式へと改善され進化していた、というわけなのである。
こうした推移に接してみると、"ePubエディタ" としての "Sigil" は、ますますその "定番" としての信頼度を深めて行くに違いないと思えた。
そこで、今回は、"最新Version (0.5.901)" で気付いた主な "改善点" を簡単にレビューしておくことにした。
先ず、< 現行Version 0.5.3 >の外見はというと次のとおりだ。機能本位で非常にシンプルな相貌である。
< 現行Version 0.5.3 の相貌 >
< 現行Version >で改めて気になったのは、左サイドの "各フォルダ" 名が日本語表示されている点だ。初心者に分かり易いようにとの配慮だったと思われるが、実はこれが逆に "不便" であった。
というのも、中央メイン部に表示される "スクリプトコード" を編集する際に、コード上の "各フォルダ" 名は "English" なので紛らわしいの一言に尽きた。
それが、下記の< 新Version >では "English" に戻された。
< 最新Version 0.5.901 Beta版の相貌 >
もちろん "改善点" はこれだけではない。
中央メイン部の上部に並ぶ新たな< 各種編集ツールアイコン >が目に飛び込んでくる。元々ツールバーに並んでいたものも含まれているが、この辺の "WYSIWYG"方式 での使い易さに向けた "改善点" が好ましく思えた。
主な "新規の編集ツール" を拾い上げると以下のようになる。
< 各種編集ツールの主なもの >
今一つ、これも追加して来たか! と思わされたのが下記のような< TOC 目次ページ作成ツール( Generate Inline HTML ) >だ。
元々、iPad その他のデバイス側の機能で "目次" として表示されるための "機能" は、<見出しから目次を生成>というツールで果たされていた。
今回追加された< Generate Inline HTML >ボタンのすぐ上に位置するボタンだ。
"電子書籍" の "目次" 機能としてはこれで十分だとも言えるが、あえて "Inline HTML" のページとして "目次ページ" を生成する機能が追加されることになった。
確かに、左上の<Text>フォルダに、"本体スクリプト" である<Section0001.xhtml>の前に<toc.html>というページが、"電子書籍" の "冒頭で表示" されるべく生成されているのが分かる。
以上、取りあえず外見上で分かる "改善点・追加点" を追ってみた。
あくまでも "自前" の "電子書籍" を制作しようとする者にとって、フリーソフトの "Sigil" が、こうして着実に "WYSIWYG" 方式へと進化! を遂げて行く姿ほど嬉しく思えることはない...... (2012.06.11)
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