「ユーロ危機と 超円高恐慌」 |
日経平均株価が "続落" していると知らされてはいたものの、何と、<9週連続下落>(下記引用サイト記事:株価 欧州不安で9週連続下落/NHK NEWS WEB/2012.06.03 )になるそうだ。
これは、<20年ぶり>の事態だというから、昨今の地震や天候の異変にも通じる "異常な事態" だと言うほかない。
そんな状況で、なおのこと不安を募らされるのは "米国の景気" がここに来て振るわないことだ。
米国株は先週末、<ダウ平均が274ドル安>という減速ぶりを見せて、<「米国だけが良い目を見続けられる」というムシのいい話>ではなくなって来た印象を与えた。
<グローバル・スローダウン(世界景気減速)。1日、東京からロンドン、ニューヨークまで世界中の市場を駆け巡ったキーワードだ。
欧州の債務危機、新興国の景気減速を横目に、相対的に底堅かった米景気と米国株。だがダウ工業株30種平均はこの日ついに年初来安値を更新し、春先までせっせと積み上げた上昇幅をすべて帳消しにした。
リーマン・ショック後の高値を付けてからわずか1カ月間の急落劇だった。
昨年末比では0.8%安と、ドイツ株式指数(2.6%高)や日経平均株価(0.2%安)にすら後れを取る。欧州や新興国の不振と一線を画し「米国だけが良い目を見続けられる」というムシのいい話はやはりなかったのだ。
この日のダウ平均が274ドル安と崩れたきっかけは5月の雇用統計だ。非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想の半分にとどまった。>( 急落劇が示唆する世界景気減速(NY特急便)NQNニューヨーク・森安圭一郎/日本経済新聞/2012.06.02 )
こうしたかたちで、米国経済をも巻き込む "グローバル・スローダウン(世界景気減速)!" が表面化しながら、日経平均株価の "連続下落" が突き進んでいる......。
株価 欧州不安で9週連続下落/NHK NEWS WEB/2012.06.03
【 NEWS 動画より抜粋 】
ヨーロッパの信用不安の拡大への警戒感から、株価の下落が続く東京株式市場では、日経平均株価を毎週末の終値でみますと、20年ぶりに9週間連続の値下がりとなりました。
今月1日の東京株式市場では、日経平均株価の終値が4か月半ぶりに8500円を割り込みました。日経平均株価を毎週末の終値で比べますと、ことし4月第1週から9週間連続の値下がりになりました。
9週連続の下落は、平成4年3月から5月にかけての期間以来、20年ぶりです。
この間の値下がり幅は、1643円に上り、率にして16%下落しました。これはギリシャで緊縮策を巡る政治情勢の混乱が広がり、スペインでも銀行の経営問題に対する懸念が出るなど、ヨーロッパの信用不安が拡大することに警戒感が高まり、株価の先行きに悲観的な見方が広がっているためです。
仮に10週連続の下落になりますと、昭和50年以来37年ぶりになるということです。
市場には「これだけ下がれば、そろそろ買い戻しの動きが広がるはずだ」という関係者の声がある一方、「ヨーロッパの信用不安問題に加え、アメリカや中国の景気の先行きに対する不透明感も根強く、当面、買い注文を出しにくい状況が続く」とみる関係者もあり、週明けの株式市場の動向が注目されます。
今週は、<そろそろ買い戻しの動き> vs.<当面、買い注文を出しにくい状況>との拮抗がどう打開されるのか、崩れるのか...... (2012.06.04)
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