iPad をはじめとする "タブレット" の普及の凄まじさは、身の回りを見てもよく分かるところだ。とにかく、PCと比較すると "扱いが簡単でスピィーディ" であり、何を閲覧するにせよ中断するにせよ、待ち時間の一切ないことが気に入られる理由だろう。
しかも、相応に大きい画面なので、スマホなどに比べると見辛さもないわけで、ここまで来ると、余程PC作業に入れ込んでいるユーザーを除けば、"タブレット" で十分、"タブレット" の方がラク! となるのは目に見えている。
下記引用サイト記事:米国でのタブレット利用がクリティカルマスに到達/CNET Japan/2012.06.11 によれば、こうした "タブレット" 人気が調査データの上でも裏付けられたようである。
マーケティングのジャンルでは、「クリティカルマス (Critical Mass)」という言葉が使われいる。その意味は、"ある商品やサービスの普及率が一気に跳ね上がるための分岐点となっている普及率" だそうだ。
タブレット利用率(<スマートフォンユーザーに占めるタブレットユーザーの割合>)が、この「クリティカルマス」の水準に早くも到達した、というのである。
その直接的な意味は、<スマートフォンユーザーは高い確率でタブレットを導入している>ということになるそうだ。だが、今後、スマホユーザーという枠を超えて普及・浸透していくであろうことは容易に想像できる。「クリティカルマス」に到達! という事実には、"パンデミック(pandemic、感染爆発)" 的な普及という可能性の含みがあると思われるからだ。
"イージー" なスタンスで臨めるからなのであろうか、目下のところ<動画の観賞>に人気が集中しているようだ。
だが、"タブレット" 活用スタイルの浸透で、より一層 "読書" としての活用や、"教科書" 閲覧といった教育・学習の場での活用に弾みが付いていくことも簡単に推測できる。
米国でのタブレット利用がクリティカルマスに到達/CNET Japan/2012.06.11
市場調査会社comScoreが発表したデータによると、AppleのiPadが発売されてたった2年で米国のタブレット市場は「クリティカルマス」に到達し、スマートフォンユーザーのほぼ4人に1人は2012年4月までの3カ月間でタブレットも利用しているという実態が明らかになった。
comScoreの調査結果によると、スマートフォンユーザーに占めるタブレットユーザーの割合は前年同期の9.7%から今年は23.6%へと2倍以上に増加している。また、フィーチャーフォンユーザーのうち、タブレットを併用しているユーザーが10.4%に留まっていることを考えた場合、「現在の市場において、スマートフォンユーザーは高い確率でタブレットを導入していることが分かる」という。
comScoreのモバイル担当シニアバイスプレジデントであるMark Donovan氏はこの調査結果に関する声明のなかで、「タブレットは歴史上、最も急速に普及したコンシューマー技術の1つであり、これによって人々の出先での、さらに特筆すべきは家庭内でのデジタル世界との接し方に革新的な変化がもたらされた」と述べている。
また同氏は、タブレットユーザーのうち9.5%がほぼ毎日のようにタブレットを使って動画を鑑賞しており、その割合がスマートフォンユーザーのほぼ3倍に達しているという調査結果について、「動画の観賞には、スマートフォンの小さな画面よりも、タブレットの大きな画面の方が向いている」という点を指摘している。
( 米国でのタブレット利用がクリティカルマスに到達/CNET Japan/2012.06.11 )
恐らく、"タブレット" の普及と "スマホ" の普及とは競合しないはずであり、"タブレット" の普及と競合するのは言うまでもなくPC利用であろう。今後、PCの売れ行きはもちろんのこと、PC利用もマイナー化していくのだろうか...... (2012.06.12)
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