"スピード感と急変・激変" が現代という時代の最大の特徴とは言え、世界中の気象状況までがそうした傾向を孕むようになってしまった。
日本でも、"梅雨前線" が異常に刺激されて西日本では記録的な豪雨が災害を引き起こしたばかりだ。
"地球温暖化" 現象の一環だとは指摘されている "異常気象" であるが、その被害によって多数の死者が発生するということになれば、やはり最大限に注視されなければならない。
偶然ということではあるが、下記引用サイト記事(【 引用記事 1 】:ロシア 洪水死者170人超える/NHK NEWS WEB/2012.07.09 | 【 引用記事 2 】:米で厳しい暑さ 46人が死亡/NHK NEWS WEB/2012.07.09 )によれば、<ロシア 洪水死者170人超える>とあった同時期に、<米で厳しい暑さ 46人が死亡>とある。
これら両者に繋がりがあるわけではない。しかし、もし関係があるするならば、地球全体の気象状況のそれぞれの変化が、"スピード化" している(?)とでも言えそうか......。
気象現象と、人々の生活に滲み込んでいる "気象変化についての時間感覚" とのズレが急速に大きくなっていることは間違いなさそうだ。だから、"異常気象" と言われるのだから当たり前のことか......。
気象現象の "変化" に "緩やかさ" がなくなり、"急速化" するならば、当然人間側の "避難行動" が追いつかなくなる。あるいは、現象の "急速化" は同時に "局所化" をも引き起こすに違いないから、"豪雨" といったお手上げ状態にも繋がる。
気象の専門家ではない者が感想を縷々述べたところで大した意味はなさそうだ。だが、同時代に生きる人間として肌身でひしひしと感じることは、とにかく "文明の時間(感覚)" と "自然の時間(経過)" とが "乖離(かいり)" し、前者が後者を "制御" し切れないままに、ただ "撹乱" し続ける結果に終わっている......、という点。
それが、突出する "異常気象" となって現象化しているのだと見えてならない。唐突にも想起する現象はと言えば、 "癌" であり、"ウイルス" であり、そして "放射能汚染" ! もし人類が滅びるとしたら、その原因となり得る "強敵" のラインナップだ! "異常気象" もその "一翼" にある......
【 引用記事 1 】
ロシア 洪水死者170人超える/NHK NEWS WEB/2012.07.09
ロシア南部のクラスノダール地方の洪水で、死者は170人を超え、プーチン大統領は、住民の避難誘導や治水対策に問題がなかったかどうか調べるとともに、被災者の支援に当たるよう指示しました。
【 NEWS 動画より抜粋 】
ロシア南部のクラスノダール地方では、6日の夕方から豪雨に見舞われ、ところによっては、ひと晩で年間の平均降水量の4割に相当するおよそ300ミリの雨量を観測し、川の水位が上昇しました。
この豪雨でカフカス山脈から流れる川の下流にあるクリムスクなどで住宅が浸水し、ロシア内務省は8日の夜、171人が死亡したと発表しました。
ロシア非常事態省によりますと、各地の住宅の浸水は5000棟を超え、2万人以上が住宅の損壊などで被災したということです。
この洪水では、夜遅い時刻に急激に水位が上昇し、眠っていた住民たちが逃げ遅れたことが犠牲者が増えた要因の一つとみられており、現地入りしたプーチン大統領は、住民に対する通報など、避難誘導の体制や治水対策に問題がなかったかどうか調べるよう、大統領直属の捜査委員会に指示しました。
また犠牲者の遺族に国と地方の予算から合わせて200万ルーブル(日本円で490万円近く)の補償金を贈るなど、被災者の支援に当たるよう指示しました。( ロシア 洪水死者170人超える/NHK NEWS WEB/2012.07.09 )
【 引用記事 2 】
米で厳しい暑さ 46人が死亡/NHK NEWS WEB/2012.07.09
アメリカでは、中西部から東海岸にかけての広い範囲で、先週の半ばから40度前後の厳しい暑さに見舞われ、少なくとも46人が死亡しました。
アメリカでは、今月4日ごろから中西部から東海岸にかけての広い範囲で厳しい暑さとなり、首都ワシントンやフィラデルフィア、それにシカゴなど各地で気温が40度前後まで上がりました。
この暑さで、中西部のインディアナ州のグリーンフィールドでは、車の中に残されていた生後4か月の赤ちゃんが死亡し、AP通信は少なくとも7つの州で46人が死亡したと伝えています。
また、先月末の雷雨や突風などで大規模な停電が続いている南部のウェストバージニア州や中西部のオハイオ州などでは、今も11万人以上の住民が冷房を使うことができない状況です。
アメリカでは、1週間余り前にも厳しい暑さが原因で死者が出ており、アメリカ海洋大気局は住民に、日中の行動はできるだけ避けたり、水分を十分にとったりするよう求め、熱中症などへの注意を呼びかけています。
アメリカ中西部から東海岸にかけての暑さは、北から冷たい空気が入り込んできたため、この先、少しは落ち着く見通しですが、今度はアリゾナ州やネバダ州など西部で厳しい暑さになると予想されています。
( 米で厳しい暑さ 46人が死亡/NHK NEWS WEB/2012.07.09 )
昔、日本人は恐ろしいものを次のようなことわざで表現したのは良く知られている。 「地震・雷・火事・親父」( ※ 親父=親父風=台風 )
21世紀の現代! これらの "恐さ" が目の当たりで復活を遂げている...... (2012.07.10)
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