一昨日、「いつしか死者多数が出るようになった世界の異常気象!何故? ロシア洪水/米酷暑!」( 当誌 2011.07.10 ) と書いたばかりなので、今、北九州で発生している "記録的豪雨" とその被害には唖然としている。
梅雨前線の影響で猛烈な雨に見舞われ、土砂災害、河川の氾濫を引き起こし被害を大きくしている。犠牲者は、すでに数名の死亡や多数の行方不明者(午後10時時点で、死者14名、行方不明12名)が確認されている模様だ。
大気の状態が非常に不安定になっているため、竜巻などの突風への注意も必要だとされており、実質的被害水準においては、"梅雨前線" 現象と "台風" との区別が無くなっているかのようだ。
まさに、気象庁の警告「これまでに経験したことのないような大雨」そのものだ。文字通り「降ってわいた」不幸に襲われてしまった被災者が気の毒だと言うほかない......。
大雨:4人死亡14人不明 6万人に避難指示 熊本・大分/毎日jp/2012.07.12
活発な梅雨前線の影響で九州地方は熊本、大分両県を中心に12日未明から記録的な大雨になった。気象庁は「これまでに経験したことのないような大雨」として警戒を呼びかけたが、この雨で熊本県内で、3人が死亡し13人が行方不明となり、大分県内でも1人が死亡、1人が不明となった。福岡管区気象台によると、熊本県阿蘇市で1時間に108ミリの観測史上最高の雨量に達した。24時間降水量も最大で、同阿蘇市507.5ミリ▽同菊池市327ミリ▽大分県竹田市253.5ミリ−−を観測した。両県で少なくとも6万8000人に避難指示が出た。
...... (熊本)県のまとめでは午前10時現在で床上浸水は菊池市などで14棟、床下浸水は同市など7市町村で計23棟、家屋倒壊は7棟。避難指示は熊本市などで計2万6588世帯、避難勧告は南阿蘇村などで少なくとも6716世帯に出されている。
一方、大分県内では午前7時20分までの3時間雨量が135ミリと観測史上最多を記録した竹田市では玉来川があふれ、......
( 大雨:4人死亡14人不明 6万人に避難指示 熊本・大分/毎日jp/2012.07.12 )
橋が崩落した竹田市渡瀬地区などで複数の世帯が孤立。電気や水道が止まり、電話もつながりにくい状態となっている。竹田市長が知事に災害対策基本法に基づき自衛隊の出動を要請。陸自湯布院駐屯地は車両30台、ボート4隻、80人態勢で救助に向かっている。......( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
気にせざるを得ないのは、こうした "異常気象" が "一過性" で "稀有" な現象で済むものなのかどうか...... (2012.07.13)
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