この12日に米アップルが発表した「アイフォーン5」の話題で、今日あたりはサイト記事が埋め尽くされている。
<新型アイフォーンの画面は、従来の3.5インチ(約8.8センチ)から4インチ(約10.1センチ)へ広がり、厚さも18%削ってこれまでで最も薄い7.6ミリとなった。やはり、最近のアップルの携帯電話やタブレット端末に採用している高解像度の「Retina(レティナ)」技術を使った画面となっている。
また、通信については第4世代の高速通信であるLTE(ロング・ターム・エボルーション)に対応しており、データや画像の処理が従来のアイフォーンの2倍の速度で可能となる「A6」と呼ばれるチップを搭載している。他の新たな特徴としては、内蔵のカメラやスピーカー、イヤフォーンが改良されている。>(アップル、アイフォーン5を発表―日本での発売は米国と同じ21日/THE WALL STREET JOURNAL/2012.09.13)
ところが、どうも "セールス・ポイント" の一つである "LTE" については、日本に限って "ちょっとした問題?" があるとか。
下記引用サイト記事:アイフォーン5、日本での発売にちょっとした問題?/THE WALL STREET JOURNAL/2012.09.13 によれば、「アイフォーン5」を発売するのはKDDIとソフトバンクの2社であるが、ちょっとした問題がある。両通信会社とも、アイフォーン5で利用可能な高速通信規格「ロング・ターム・エボリューション(LTE)」に、まだ対応していないのだとある。
片や、NTTドコモは既にアイフォーン5で利用可能なLTEネットワークを提供しているが、同社はアイフォーンを扱っていないという皮肉な実情......。
そんな事情があったとしても、<日本ではアップルの新製品が発売されるたびに店の前に長蛇の列>ができるという "慣例(?)" は相変わらず繰り広げられることであろう......。
アイフォーン5、日本での発売にちょっとした問題?/THE WALL STREET JOURNAL/2012.09.13
アップルの新型スマートフォン(高機能携帯電話)「アイフォーン5」は、日本では米国と同じ21日に発売される。だが、日本では重要なセールスポイントの1つはすぐには利用できない可能性がある。
アイフォーン5は日本ではKDDIとソフトバンクの2社から発売されるが、ちょっとした問題がある。両通信会社とも、アイフォーン5で利用可能な高速通信規格「ロング・ターム・エボリューション(LTE)」に、まだ対応していないのだ。
発売日までにLTEが利用可能な状態になっていなければ、新型アイフォーンの重要な売りの1つである高速データ通信は利用できないままということになる。......
ソフトバンクとKDDIは、アップル製品で利用可能なLTEサービスを今秋展開する計画だと発表しているが、いずれも21日までに提供を開始するかどうかについては言及していない。......
両社ともLTEに関する詳細は数日中に明らかにする予定だとしている。
日本最大の通信会社であるNTTドコモは既にアイフォーン5で利用可能なLTEネットワークを提供しているが、同社はアイフォーンを扱っていない。
記者:Daisuke Wakabayashi( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
それにしても、モバイル機器の新製品リリースが "通信インフラ" 整備の進捗を "突き上げていく" という時代環境は凄まじいとしか言いようがない ...... (2012.09.14)
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