"尖閣めぐる武力衝突"の可能性!? 最大の懸念は「不測の事態/予期せぬ犠牲者」発生!?

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 尖閣諸島をめぐる緊迫した雰囲気は、今日も高まりを見せていた。今回は、中国ではなく、台湾の漁船と台湾当局の巡視船だったという。

台湾の漁船およそ40隻と台湾当局の船8隻が、日本の領海に侵入/ 海上保安本部の巡視船が進路を塞ぐため、漁船の進行方向に向かって放水/ 台湾の巡視船が放水しながら前進するのに対し、海上保安庁の巡視船が後退しながら放水して応対>(台湾の約40隻の漁船など 領海侵入/NHK NEWS WEB/2012.09.25

 "放水の応酬" といえども、危機感が伴うのは、こうした "応酬" の最中に<漁船による「不測の事態」>が発生し、"犠牲者が出ること"、それが皆無だとは言えないからであるに違いない。
 緊張が高まっている事態は、まさに "一触即発" の可能性を高めているがゆえに、"国民的共感" を否応なく誘ってしまう "犠牲者発生" は、何としても回避されなければならないからだ。

 下記引用サイト記事:焦点:尖閣めぐる武力衝突は非現実的、リスクは「予期せぬ犠牲者」/REUTERS/2012.09.25 では、最悪の "武力衝突、軍事的衝突" の可能性は非常に低いとしても、上記のような "小競り合い" が孕んでいるリスクが要警戒だとされている。

最大の懸念は、中国の漁船が当局の監視をくぐり抜けたり、活動家が尖閣諸島に上陸しようとするなどして海上保安庁と衝突し、犠牲者が出ることだ。このようなニュースはインターネット上で瞬く間に広がるだろう。>

 取りあえず、"民間人" が不用意に "火中の栗" に近づかないことをはじめとして、<「両国間には他にもコミュニケーションの手段は残っている」/問題解決に向けて両者が対話を持つこと>などを、両国の当局が傾注するほかになさそうだ......。

 焦点:尖閣めぐる武力衝突は非現実的、リスクは「予期せぬ犠牲者」/REUTERS/2012.09.25

 [東京 23日 ロイター] 尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐって日中間の緊張が高まるなか、中国のタカ派コメンテーターは同国政府に日本との武力衝突に備えるよう強く求めている。しかし専門家の大半は、両国が戦争に突入する可能性はかなり低いと見ている

 それよりも危険性が高いのは、海上で予期しない衝突が発生し犠牲者が出る可能性で、これにより報復攻撃への圧力が強まるとみられる。ただ、それでも本格的な軍事的対立が起こる前に、両国政府が対応措置を取ることが予想される。

 豪シドニーのローウィー国際政策研究所のリンダ・ジェイコブソン氏は、「真のリスクは海上での衝突で死者が出ることだ」とし、国家主義的な感情が急激に高まると指摘。しかし、それが一国による軍事行動につながるとは考えにくいと述べ、経済的報復の方が可能性が高いと付け加えた。......

<米国からの圧力>

 中国の政府系シンクタンクの上級コンサルタントを務める元人民解放軍所属のXu Guangyu氏は、「武力衝突が発生する確率は非常に低い。いずれの国もその道筋はたどりたくない」と強調した。

 米国務省のキャンベル次官補(東アジア・太平洋担当)は20日、尖閣諸島について、日米安全保障条約の適用対象になるとの認識を示した。専門家らはこうした米国側の動向も、日中両国を自制させていると指摘した。

 中国の監視船と日本の海上保安庁の巡視船は、現在も尖閣諸島周辺の海域で活動を続けており、問題発生の可能性が懸念されている。その一方で、軍事専門家はいずれの国も衝突回避に努めるとの見方を示す。......

<中国漁船による「不測の事態」>

 軍事専門家は、中国の監視船が日本の海上保安庁の巡視船と同様に統率されていると指摘。日本の元自衛隊幹部も「いずれの国の海上当局も適切に管理されている」と述べた。

 最大の懸念は、中国の漁船が当局の監視をくぐり抜けたり、活動家が尖閣諸島に上陸しようとするなどして海上保安庁と衝突し、犠牲者が出ることだ。このようなニュースはインターネット上で瞬く間に広がるだろう。

 2010年には日本が巡視船に衝突した中国漁船の船長を逮捕し、外交面や経済面で日中関係が大きく冷え込んだ。今回は緊張が既に高まっている上、中国が10年に1度とされる最高指導部の交代を迎え、一方で日本は与党・民主党が次期総選挙で大敗を喫する可能性がある。

 米ハワイの東西センターのデニー・ロイ氏は、両国政府が合理的であれば、「居住者のいない岩(尖閣諸島)をめぐって大規模な戦争に突入することはない」としながらも、予期せぬ形で戦争が始まることもあり得ると指摘。小競り合いで始まった衝突がエスカレートする可能性はあると語った。

 ロイ氏は「相手国による挑発とみなされる行為には対応しなければならないと、いずれの国も考える」とし、強硬的な措置を強く求める国内圧力があると語った。

 一方で、予期せぬ衝突が軍事対立を引き起こす可能性は低いと考える専門家もいる。前出のXu氏は「両国間には他にもコミュニケーションの手段は残っている」とし、問題解決に向けて両者が対話を持つことはまだ可能だと指摘。「たとえ何らかの衝突が発生したとしても、抑制不可能な状況に陥ることを防ぐため、国連事務総長などが介入して問題に対処するだろう」と述べた。

(原文執筆:Linda Sieg記者、翻訳:本田ももこ、編集:橋本俊樹)

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 今、われわれにできることは、決して、"だいじょぶだ~" なんぞと高を括るのではなくて、最悪の事態( ことが始まればエスカレートのみ! )を視野に入れつつそれを回避させるべく「火の用心!」に徹することか! もちろん、"火の粉" を振り撒く "蛮勇" なんぞは退けて然るべしだろう ...... (2012.09.26)













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