"異常気象" もここまで来ると絶句となる。
下記引用引用サイト記事:ハリケーン:「サンディ」米北東部に接近 非常事態宣言も/毎日新聞/2012.10.29 によれば、すでに<カリブ海諸国では、計60人以上の死者>を出したハリケーン「サンディ」が、間もなく米北東部に接近し上陸するという。
<大西洋沿岸の各州は非常事態宣言を出して厳戒態勢>がとられているとのことだが、このハリケーン「サンディ」の "脅威" とは一体何なのか?
どうも、ハリケーン「サンディ」自体の威力(強風の範囲が直径400キロ以上)とともに、別な "リスク" も問題であるようだ。
現在、大西洋にはグリーンランドからの高気圧団があり、"寒気団" が北西から東海岸に向かっているという。こうした気象環境下ハリケーン「サンディ」がこれに合流するならば、巨大な嵐が生じる可能性があるという。
それが最も警戒される事態のようなのである。1991年のハロウィンに発生した「パーフェクトストーム」再来の恐れがあるというのだ。―― <ブッシュ政権は事態の収拾に手間取った。米国内でブッシュ大統領の支持率が下落したのはカトリーナへの対応が大きく、その後2度と上向くことはなかった。05年の失態は翌06年の中間選挙での共和党大敗、08年のホワイトハウスからの陥落にまで結びついた。イラク問題も大きかったが、内政でブッシュ政権の求心力の威信が低下したのは、ハリケーン・カトリーナが直接のきっかけだった。>( ハリケーンが動かす株と選挙 色濃い7年前の記憶/日本経済新聞/2012.10.29 )という見方も視野に入らない訳ではないが...... ――
<「サンディ」は現時点でこそ「カテゴリー1」に分類されるものの、西からの強い寒冷前線と一体化して100年に一度の未曾有の「パーフェクトストーム」、あるいは「フランケンストーム」へ勢力を巨大化させるリスクが潜んでいる......>( フランケンストーム、100年に一度の衝撃がNYを襲う?/MY BIG APPLE/October 28th, 2012 )
被害が最小限で収束することを祈る以外はない......。
ハリケーン:「サンディ」米北東部に接近 非常事態宣言も/毎日新聞/2012.10.29
【ニューヨーク草野和彦】強い勢力のハリケーン「サンディ」が米北東部に接近し、大西洋沿岸の各州は非常事態宣言を出して厳戒態勢をとっている。首都ワシントンでは29日の連邦機関の臨時休業が決定<。また米大統領選の両候補が、ハリケーン被害の予想される激戦州での遊説をキャンセルするなど、最終盤を迎えた選挙戦にも影響が出ている。
国立ハリケーン・センターによると、サンディは大西洋を北東方向に進行、早ければ29日夜にもニュージャージー州付近に上陸する見通し。風雨や高潮、洪水と、それらに伴う停電被害などが予想されている。サンディの被害を受けたカリブ海諸国では、計60人以上の死者を出した。
米東海岸は人口密集地が多く、ニューヨーク市では28日、ブルームバーグ市長が低地帯の住民37万人以上を対象に避難命令を出したほか、同日夜から地下鉄、バスが運行停止となった。市内にある国連本部も29日、臨時閉庁となる。またAP通信によると、国内の旅客機5000便以上の欠航が決まった。
米大統領選で共和党候補のロムニー前マサチューセッツ州知事は28日、激戦州の一つ、バージニア州でのイベントを中止。民主党候補のオバマ大統領も29日に予定していた同州での遊説を変更、ホワイトハウスでハリケーン対策の指揮を執る。
それにしても、ニューヨーク証券取引所やナスダック市場など、ニューヨークの主な "金融市場での取引まで取りやめる" という "警戒体制の事前決定" は、これまでの日本では見られなかった警戒ぶりだと言える ...... (2012.10.30)
【 P.S.】 参照 「"諸葛孔明(=ジョブズ氏)" がいない時代の"小型タブレット"ジャンルでの三国志バトル!」/Daybreak/2012.10.30
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