"キンドル・ペーパーホワイト"の画面なら"目に優しく"寝る前の読書でも心配無用か?!

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 "タブレット" の人気がますます高まっているが、その理由は何と言っても "電子書籍" の読書であろう。スマホに比べて余裕のある画面は、文字の読み易さを叶え、長時間の読書にとっては適しているからだ。
 しかし、"バックライト付き画面" の "タブレット" には思わぬ "伏兵" が潜んでいた。"目に優しく" ないだけではなく、"睡眠障害" につながりかねない難点があるというのであった。

アメリカのある研究によれば、バックライト付きのディスプレイを2時間眺めているだけで、メラトニンが4分の1減少するという。寝る前の読書は、紙の本か、せいぜい e-ink のリーダーにしておくのがよいだろう。"電子書籍"読書に伴う思わぬ"伏兵"!バックライト付き画面と"メラトニン"ホルモン!?( 当誌 2012.09.13 )

 これまでは、"アーリーアダプター" によってさほど気にされなかった "こうした難点" にも、そろそろ配慮されはじめる時期が来たのかもしれない。これからは、次第に "高齢者ユーザー" も増え始めるのは目に見えていることでもある。
 "汎用タブレット端末" 人気がじわじわと高まる過程で、ニーズの分化が生まれて、"電子書籍の専用端末" への関心が高まることは十分に考えられる。

 こうした文脈からなのか、米国では<目に優しい「反射光方式」と、暗闇でも利用可能で十分なコントラストがあるライト(人工光)方式の「いいとこ取り」をした特殊なディスプレイを搭載した "電子書籍の専用端末" である<「キンドル・ペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」>の評判が良いと伝えられている。

 下記引用サイト記事:電子書籍の方向性を示すキンドル・ペーパーホワイト/Digital Experience!/2012.10.04 では、その新しい特殊なディスプレイの構造も紹介され、"電子書籍" 読書の愛好家に好印象を与えている模様である。その "お徳用価格" もまた魅力のようだ。 日本での販売が決定すれば、日本でも相応の評判を呼ぶのかもしれない......。

 電子書籍の方向性を示すキンドル・ペーパーホワイト/Digital Experience!/2012.10.04

 電子ブック・リーダーの世界的ヒット商品であるアマゾン「キンドル(Kindle)」が、日本でも発売間近と見られている。キンドルには複数のモデル(機種)が用意されており、そのうちのどれが日本で発売されるか不明だが、米国では先日(10月1日)発売されたばかりの「キンドル・ペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」と呼ばれる製品の評判が非常に良い。

 キンドルは2007年11月に米国で初めて発売されたが、当初はいわゆる電子ペーパーと呼ばれる特殊なディスプレイを搭載した「電子書籍の専用端末」だった。その後、2010年にアップルが発売したアイパッドに刺激され、アマゾンはキンドルをアイパッドのような汎用タブレット端末へと進化させた。が、その一方で、電子ブック専用端末もキンドルのラインナップに残しておいた

 キンドル・ペーパーホワイトは、その専用端末版の最新バージョンである。最新版の最大の長所は、改良された電子ペーパーにある。従来の電子ペーパーは元々、「E Ink」 ...... この古い電子ぺーパーには長所と短所があった。

 まず長所の方は、いわゆる反射光(間接光)方式の採用により、バック・ライト(背面光、直接光)方式の液晶ディスプレイ(LCD)に比べて目に優しく、そのため長時間の読書に耐え得るということだった。一方、短所の方は、反射光方式であるために、暗い場所では文字が読めないこと、また明るい場所でもディスプレイ全体がぼやっとした薄緑色になってしまい、肝心の文字とのコントラストが不十分になってしまうことだった。

◆ 目に優しく、暗い場所でも読める

 キンドル・ペーパーホワイトでは、この古い電子ペーパーを「フロント・ライト(Front-Light)方式」の新しい電子ペーパーへと切り替えた。...... 従来の反射光方式とライト(人工光)方式を組み合わせたものだ。


 フロント・ライト方式の電子ペーパーでは、(自然光ではなく)光ファイバー層(図1の第1層)から発せられるライトを一旦(ユーザーの目に向けてではなく)、文字が記載された電子ペーパー(図1の第3層)の方向へと照射する。ここで反射された光がユーザーの目に飛び込むことによって、ディスプレイに文字が浮かび上がる仕組みだ。要するに、目に優しい「反射光方式」と、暗闇でも利用可能で十分なコントラストがあるライト(人工光)方式の「いいとこ取り」をしたのだ。

◆ 専用端末ならではの小型・軽量化を追求

 キンドル・ペーパーホワイトは画面のサイズが(初代キンドルと同じく)6インチだが、重量は当時より約25%軽い210グラム(紙の本(ハードカバー)の平均的重量(約400グラム)の半分程度)。厚さは約9ミリと、初代キンドル(約20ミリ)の半分未満。YouTubeに掲載された同製品のプロモーション・ビデオを見る限り、大き目のポケットに入る位のサイズと軽さだ。

 そのUI(操作方法)は、アップルの「アイフォーン」や「アイパッド」などと同じく完全タッチパネル方式を採用し、逆に言うと操作用の物理ボタンなどは存在しない。米国での小売価格は、通信にWi-Fiを採用したモデル(機種)が約120ドル(ただし、これには広告が強制的に表示されるようになっており、逆に、この広告を排除したモデルの価格は約140ドル)、3Gブロードバンド方式を採用した製品が約180ドル(同じく広告を排除したモデルは約200ドル)。......

 しかし厳密にではなく、ざっくりと、そして総合的に判断すると、キンドル・ペーパーホワイトはモバイル製品としては十分に安い。しかも電子ブック専用端末ならではの小型サイズと軽さ、そして読み易さを備えているように思われる。

 またアマゾンによれば「省電力性にも優れ、1日に30分程度の読書時間であれば、約1ヶ月間に渡って電源オンの状態を維持できる」という。これも含め多分に宣伝的な要素が前面に出ていることは間違いないが、それらを差し引いても、かなり良い製品という印象を受ける。

◆ 「書籍はやはり文章を読むもの」という傾向を加速

 こうした製品が今後、米国や日本をはじめ諸外国でも普及すれば電子ブックの方向性をある程度定めることになるだろう。...... 「書籍はやっぱり文章を読むもの」という読者の嗜好などが重なって、いまだに電子書籍の主流は従来の紙書籍と同じく活字主体である。

 キンドル・ペーパーホワイトのような製品は、こうした流れを決定付けるかもしれない。その小ささ、軽さ、安さなどは、いずれも「文章を表示する」というシンプルな用途に徹したがために実現されたものだ。...... 以前のキンドルでは、合成音声による文章の読み上げ機能なども備わっていたが、最新のキンドル・ペーパーホワイトはそうした機能を敢えて削ぎ落としている。...... 当面の間、書籍の主流は(電子化されても)文章(文字)という可能性が高まってきた。

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 ひょっとしたら、"スマホ! スマホ!" のフィーバーぶりが、意外と早く "一時のブーム" だったとしてクールダウンして行くこともあながち否定できないのかもしれない ...... (2012.10.07)













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